不登校とゲーム依存
ゲームにはまっている子の多くが不登校になっています。なぜゲームにはまるのか?その実態を正しく把握する必要があります。
① 家からオンラインできる。
自分の家から隙間時間にオンラインでゲームに参加することができる。
②協力して取り組む
4~5人で協力して強い敵を倒したり、殺し合いの中で敵を倒して生き残ろうとする。しかも、ボイスチャットで話しながら、ワイワイ楽しく難しい課題をみんなで協力して達成していく。
③時間とお金をかけると強くなる
YouTubeの「ゲーム実況」等で、最新情報を仕入れることができる。日々、新しい情報が共有されるので、時間をかけて研究すればするほど有利。また、ゲームに何度も参加すると経験値が上がり、強くなる。さらに、課金すれば有利なアイテムが獲得でき、強くなれる。少し前までの課金はクレジットカード等が必要でしたが、いまはコンビニなどでプリペイトカードを簡単に購入できる。子どもたちは小遣いやバイト代をそこにつぎ込む。つまり、時間とお金をかければ誰でも強くなれる。ここが非常に重要で、学校を休んででも強くなりたい子どもが出てくる。うかうかしていると敵も情報や新たな武器を得て強くなるので,油断できない。
④強い人は尊敬される
ゲームが強いことは、子どもたちの中ではステータス。部活や勉強で賞賛を浴びるのは難しいが、ゲームの場合、時間とお金である程度達成でき、「レベル」等で強さは一目瞭然。さらに最近は、eスポーツと称した大会等も増え、その世界大会となると高額な賞金が出る。わかりやすいステータスが用意されているのです。
勤勉で研究熱心な日本人に、令和のゲームは適しているのかもしれない。不登校児童生徒の多くは、夜遅くまでゲームをして、昼夜逆転の生活をしている。毎日、好きなだけゲームをしているので、他の子どもたちより、はるかにゲームは強く、優越感に浸っている子が多い。「無理して行かなくてもいい。」そう思っている親が増えているのも心配です。
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