2020年11月5日木曜日

花だより 木目澤一三先生 菊 イヌダテ

 

 恩師は誰かと言われたら、木目澤一三先生をあげます。(オホーツク教育局義務教育指導監から北見西小学校長を経て、網走市教育委員会教育長)
 教師として、管理職としてのものの見方、考え方について、いただいた示唆は数知れません。
~教育は百年の大計と言われてきたものの、その根底となる憲法や教育基本法の議論や教育の在り方そのものに対する認識が大きく変わりそうな勢いです。
 「間違った道は、行けば行くほど目的地から遠ざかる」と言われますが、教育の今後の方向性を誤らないために、これまで以上に議論を重ね家庭・地域・学校が一層信頼関係を築き、新しい時代を担う子どもたちが夢と希望に満ちて生きぬく力を育成していかなければなりません。
 「教師の命は授業である」「教師の命は研修である」「授業は教師の芸術である」「教師の前に人間であれ」「教師は人なり」言い古された言葉ですが、教師には古くて新しい課題として肝に銘じて研鑚することが肝要です。
「凡庸な教師はただしゃべるだけ。よい教師は説明する。優れた教師は範を示す。偉大な教師は子どもの心に火をつける」(アメリカの聖職者 ウィリアム・アーサー)
「人は木の花や葉、枝ぶりの美しさに心を奪われる。これはこれでいいが、木には見えない根があることを忘れてはいけない」(水上 勉)
 教師としての人間性、社会性はもとより指導力、研修欲など、教師としての心の玉をたゆまず磨き続けてほしいと期待しています。~
 今改めて、木目澤先生の言葉を思い出します。
 網走潮見小学校の校長時代にいただいて言葉に「理で説き、法で押さえ、情で動かす」「人は理屈だけではなかなか動かないものです。人は情で動くのです。トップに立つ者は、覚えておくべきです。」とおっしゃいました。
 大阪都構想が再度否決されました。人気のあるリーダーの説得も大阪市民には通用しませんでした。


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