2020年11月30日月曜日

花だより 一流選手が持つ「臭覚」 ハナカタバミ

 

 一流選手は、独特の【嗅覚】(センス)を持っている。
 「楽天イーグルスから、メジャーリーグで活躍している田中マーくんの成功の要因は、力を入れるところと抜くところを覚えたことにある。プロの一流選手になると、臭覚みたいなものでそれを感じることができる。これは教えられてできるものではなく、その人の持っている野球センスで、言葉ではなかなか説明できない部分なのです。」と解説したのは、ソフトバンク監督工藤公康氏です。
 これは教師にも当てはまります。教師の仕事は、経験を積むことが大切ですが、児童理解や授業は、その人の感覚(センス)によるところが大きいのです。センスが良いとは、「判断力が優れている」「物の微妙な見極めができる。」「感覚が優れている」「細部の違いまで理解できる」の意味で使われます。このセンスは、持って生まれた部分と後から磨かれる部分があります。成績優秀な人が優れた教師というわけではありません。
《センスを磨く=研修》 研修とは「研究」と「修養」のことです。修養とは、学問を修め、人格を高めることです。しかし、教育のことばかり考えていても人格は高まりません。多くの人と関わり、さまざまなジャンルの教養を身に付けることです。


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