葬儀の手伝い
コロナで葬儀も変わってしまった。3密を避けるため、親族だけで行い、一般の参列者は、会場の入り口でお焼香して、香典の置いて帰る。手間をかけない家族葬が多くなり、コロナ後もこの傾向は続くのではないかと言われている。
~地域の自治会が取り仕切る葬儀があった。喪服を着て参列し、焼香するが、自治会員の多くは葬儀の手伝いである。
式場の設営や食事の準備、香典の整理、ひつぎの搬入、搬出など、葬儀社の指示に従い、自治会員のそれぞれが裏方を努める。
通夜と告別式の2日間と前夜の打ち合わせを含めるとかなりの時間、束縛される。
酪農家といえども、朝晩の搾乳の合間を縫って、作業服の「つなぎ」から喪服に着替え、手伝いにやってくる。よほどのことがない限り、葬儀を優先せざるを得ない。小規模校の校長ともなれば、葬儀の準備や手伝いは予定のうち。万全の覚悟で臨まなければならない。
都市部では、葬儀の全てを業者に任せるのが一般的だが、田舎の葬儀は、今なお自治会主催のところが多い。地域とのつながりの濃い薄いで片づけるのは簡単だが、そもそも都市部では、葬儀を取り仕切るだけの手伝いが集まらない。
校長として自治会に加わると、祭りや葬儀に欠かさず出席しなければならない空気をおっくうに感じる半面、それくらいの手伝いを通じて地域の人たちと親しくなっていく気もする。
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