福沢諭吉の「学問のすすめ」
人間には生れながらにして貴賎貧富の差別はない。天は生まれながらの人に富貴を与えるのでなく、その人の働きに与えるのである。誰でも自らの働きにより富貴が得られる機会において平等なのである。では、現実社会における賢愚、貧富、身分(地位)の差は何からきているのか。その理由は明白である。「学ぶと学ばざる」とによる差である。学問に励み物事をよく知る者は貴人、富人となり、無学な者は貧人、下人となる。
「どうして勉強しなければならないの?」と子どもよく聞く。そのときは、この話をする。しかし、小学校低学年の子には分からない。「だから勉強するんだ。」と答える。
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