若者言葉と「痛み入る」
「ピエン」~ちょっとした悲しみや嬉しさ、嬉し泣きを含む。泣いている様子を表すネットスラング(ネット用語、隠語、俗語)
「マジ卍」~「まじまんじ」とは、主に女子高生を中心とした若者の間で使われている言葉 “やばい”に近い意味で使われている。
「パリピ」~パーティーピープルの略称、みんなで盛り上がることを好む人を指す。
「ワンチャン」~もしかしたら可能性がある?
🤷♂️「ワンチャン」だけは、何となく分かるような気がしますが、他の言葉は、マジ卍でピエン状態です。
👀言葉は時代によって変わると言われています。しかし、日本語には奥深い言葉がたくさんあります。大事にしたいものです。
使ってみたい 「痛み入る」
目上の人が直々に挨拶に来てくれた、出迎えや見送りをしてくれた。あるいは、丁寧なもてなしをしてくれたなど、自分に行きすぎた対応をしてもらうことがあります。
つい恐縮して使ってしまうのが、「申し訳ない」や「すみません」という表現ですが、「いやいや、こんなにしていただいて、すみません」「お忙しいところ、申し訳ないです」と繰り返し言うと、謝罪の言葉とも受け取られるため、「本当は嫌だったのかな」などと、相手に気を遣わせてしまう場合もあります。こうしたときには、「ありがとうございます」「嬉しいです」「とても助かります」という感謝や喜びの気持ちを素直に伝えると、印象がよくなります。
お礼だけでなく、恐縮している気持ちをどうしても伝えたい場合に便利なのが、「痛み入る」という言い回しです。
「わざわざのお越し、痛み入ります」
「こんなによくしていただいて、痛み入ります」
「身に余るお褒めの言葉、痛み入ります」のように使います。
相手の過分な好意に対し、ありがたさと申し訳なさを「痛み」という言葉で表現した、また、「痛み入る」の類語に「かたじけない」があります。
こちらは、時代劇でよく耳にしますが、身に染みてありがたい、もったいない、おそれ多いという意味の表現です。
「ご親切、かたじけなく存じます」
ある程度年齢を重ねた人が、さらりと使えば知性を感じさせます。ただし、若い人が使うと慇懃無礼(いんぎんぶれい:表面上は丁寧だが、内心ではバカにしている)な印象を与えかねないので注意が必要です。若者に「『痛み入る』という言葉を知っていますか?」と聞いたら、「もしかして、『ピエン』のことじゃない?」と言うかもしれません。
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