教科書のハイブリッド化
脱炭素化で世界的に電気自動車の普及が進んでいます。しかし、一気に全てが電気自動車になるのは難しい。そうなると日本のメーカーが誇るハイブリッド車が当然そのつなぎの役割を果たすことになり、日本のハイブリッド車が世界的に売れているのはよくわかります。しかし、それに胡坐をかくことなく、電動化の波に乗り遅れないようにしなければならないようです。
デジタル教科書を問う(読売新聞 12月2日)
~教育のデジタル化に先進的なオーストラリアでは、5年間続けていたデジタル教科書の利用をやめ、紙に戻した。子どもが「紙の方が集中できる」と感じていると判明したからだ。紙の教科書を読み、自らノートに書き込むことが学んだ内容をしっかり記憶できるということらしい。
台湾では、2009~2011年、一部の小学校でデジタル教科書を試験的に導入した。端末を使った学びは、疑問を解決し、友だちと共に勉強しやすいなどの強みがある一方、文章を読み飛ばしやすく、深い理解や感情移入がしにくい。と指摘された。
日本でも2014年に小学校4、中学校3の7校で、タブレット端末の活用の有無による学力の差を検証した。小学校では、活用した方が成績は高いという結果が出た。中学校では、教科により差が出て、必ずしも学力向上に直結しなかった。
情報の全体像をつかみ、考えを深めるには、デジタルより紙が優れている。子どもの思考力を育むにはデジタル教科書は不向きだ。と主張する人もいる。~
一人一台端末があたるようになると紙の教科書だけでは授業が成り立たなくなります。それぞれの良さを生かした併用が必要で、教育も日本得意のハイブリッド化が必要です。
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