ポストコロナの学校の姿
コロナが終息しても、過去の学校の姿に戻すわけにはいきません。今のうちに新しい時代の新しい学校像を描いておく必要があります。
1 20人学級の実現
もし20人学級だったら、分散当登校の必要はなかったかもしれません。20人学級に実現は、個に応じた指導が確保でき、学級事務も半分になり、働き改革が進むはずです。
2 教室を広く
児童机の規格が一回り大きくなりましたが、教室の広さは変わっていません。高学年の40人学級では、机間巡視もままならない状況です。20人学級になれば、今の広さはちょうどいいかもしれません。スペースがあれば多様な活動が展開されます。
3 一人一台の端末
一人一台の端末が浸透すれば、授業だけでなく家庭学習にも活用できます。最適化された問題が提供され、習熟が図られます。不登校や病気で学校に来ることができない子にも対面と遠隔のハイブリッド型授業によって学びが保障されます。
4 高速大容量通信網の確立
そのためには、高速大容量回線の整備が必須です。学校だけでなく地域をカバーする通信網が整っていれば、リモートやオンデマンド学習がストレスなく進みます。
5 データの一元化
ICチップによる登校時刻の確認ができれば、出席簿がいらなくなります。カメラの前に立つと自動で検温され、データが学校のサーバーに転送されると健康観察ができるようになります。学習履歴を蓄積することでAIが個別最適化された学習を選択してくれます。評価事務は軽減され、通知表の在り方も変わるでしょう。
これは遠い将来の話ではありません。先進国ではすでに取り組みが始まっています。日本はこうした分野では後れをとっていました。その理由は、教師個人の指導力である程度の学力を保たれていたからです。しかしこれからはそうはいきません。このままでは、世界から取り残されてしまいます。
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