2021年4月30日金曜日
花だより 改革の覚悟 牡丹
2021年4月29日木曜日
花だより 初任者研修 コデマリ
先生の評価は、授業だけではありません。「退勤後の教室(整理整頓)で分かる。」と言ったのは、用務員さんです。
この時期、どの職場でも初任者研修が行われています。初任者だけでなく、ベテランも初心に戻るときかもしれません。
①教師としての態度・心を忘れない。(言葉遣い、服装、動作など子どもへの示範、手本であることを心する。)
②仕事優先、職務遂行を念頭に(私事を優先させないように心がける。)
③信頼と期待にこたえる。(児童と保護者の信頼があってこそ成果があがるものです。信頼と期待にこたえる努力と研究が大切です。)
④机上や身の回りの整理整頓に心がける。(どんどん物が増えてきます。先生の机上が乱雑と子どもに言われないように、退勤時にはきれいにして帰る習慣をつける。)
⑤公の物を大切にし、私物化しない。(公私の区別をしっかりつける。自宅への持ち帰りは慎重にする。)
⑥だれにも笑顔、すすんで挨拶(上司、同僚ばかりでなく、子どもや保護者、来校者にも明るく挨拶する。)
⑦人みな師、物みなわが師の心をもって(人に学ぶ心、子どもにも、物にも学ぶ心が大事です。謙虚な心、ひたむきな究学心を失わないようにする。)
⑧何事も感謝の心をもって(仕事にも、誰にも、物にさえ「ありがたい」という気持ちを持ち続けたいものである。)
以上、初任者研修から
2021年4月28日水曜日
花だより 読解力指導の課題 スイトピー
2021年4月27日火曜日
花だより 若い先生へ「良い授業を見ること」 フジ
2021年4月26日月曜日
花だより 実るほど頭を垂れる稲穂かな ケマンソウ
必要なのは「謙虚さ」 “実るほど頭を垂れる稲穂かな”
今年も歓迎会は行われませんでしたが、ある年の校長会の歓迎会で挨拶に立った管内教育長部会の河原部会長(遠軽町教育委員会教育長)は、新任校長に向かって、「間違っても偉くなったと思わないように…」と語りました。
網走市教育委員会の歓迎会のときは、木目澤教育長さんは率先して、お酒をついで周り、一人ずつ声をかけているのです。
北見市の佐藤教育長も同じです。北見の場合は、人数が多いので一回りするだけでも相当の時間がかかりますが、お酒をつぎ、一声掛けることを怠りません。
そんな教育長さんを見て、“自分は決して慢心したことはない、校長だからと偉そうにしたことはない。”と思っていましたが、どこかにそんな思いがあるのかもしれないと反省させられました。
“人は尊敬する人からしか、学ぼうとしない”という格言があります。心から尊敬する人、憧れる人は、お金持ちではなく、社会的に成功しているわけでもなく、有名人でもないかもしれません。それでも、人々から慕われ、尊敬される人が存在します。他の人と何が違うのでしょうか。与える達人であり、寛大で、利他(他人の幸福をまず願うこと)の心を持ち、見返りを求めない人です。教師もそうでありたいと思います。
2021年4月25日日曜日
花だより 一人の子を粗末にしたとき 教育はその光りを失う ライラック
園長になって何か先生方のためになることをしようと考えて、毎月、教育格言を書いて職員室に掲示することにしました。真っ先に選んだのがこれです。
大正から昭和にかけての教育者、安部清美氏の愛と情熱の教育格言。
氏は後に福岡県教育界を導き、参議院議員となり、多くの教育書を残して昭和56年81歳、永眠。3歳の時、日露戦争で父を亡くし、貧苦に耐え祖父の支えで福岡師範を出て、大正9年神興小学校に赴任。
●汝、子どものすべてを知るべし ●汝、子どもと無心で遊ぶべし ●汝、子どもと掃除をするべし
その子を知り尽くす。その子を取り巻く環境を理解して導く、という教育姿勢は、その日から全員の家庭をまわり、家族と語り村長と語り、地域青年団修養会までも結成し、地域社会全体を見据えた教育へと発展していきました。到底マネなどできないと思いましたが、志だけはと思い書きました。
2021年4月24日土曜日
花だより この子は勉強ができる ワスレナグサ
この子は勉強ができる。この子は?は、ノートを見ればすぐ分かる。
😃東大生のノートは美しいそうです。全国学力検査でも、上位と下位の答案用紙を比較すると、秋田県と北海道の違いは、字の丁寧さにも表れているといいます。
「上手な字」と「丁寧な字」は違います。字を書くのが得意な子もいれば、苦手な子もいる。しかし、心を込めて丁寧に書いた文字は相手に必ず伝わるものです。
丁寧とは、①行き届いて礼儀正しいこと。②注意深く、大切にあつかうこと。という意味があります。書くことだけでなく、丁寧に物事に取り組む姿勢が大切です。
子どもたちは、やがて大人になり仕事に就きます。礼儀正しく、仕事を大切にして働くことのできる人間は、社会的な信頼を得ることができます。
👀丁寧な字を書く3つのポイント
① 削った鉛筆を使うこと
② 力を入れて濃い字を書くこと
③ 間違えた時は、きれいに消してから書き直すこと
丁寧な字を書く子の筆箱やノートはきれいです。今は、HBの鉛筆ではなく、2Bが推奨されているようですが、筆圧の弱い子には、2B以上の鉛筆を勧める。
👌「丁寧に書いているね。先生は、マルつけが楽しみです。」と声をかけることも忘れないことです。それより、まず先生が丁寧な字を書くことです。
2021年4月23日金曜日
花だより 学校を変える!学校は変わった! オダマキ
2021年4月22日木曜日
花だより 職員室の模様替え ヤマツツジ
職員室の模様替え
◆木目澤教育長は、学校に来ると校長室に入る前に、必ず職員室によって先生方に声をかけます。職員室の様子を見ているのです。
何故職員室を見るのか?
雑然とした職員室もあれば、きちんと整理整頓されて整然とした学校もあります。教室に入るまでもなく、職員室を見ただけで、学校の様子や教師の資質(校長の指導力)を見透かしているのではないかと思います。
職員室には、業者さん、地域、保護者、ボランティアの方、PTA役員など多く人たちが出入りします。そうした人たちの声は、教育委員会に届いています。それが学校の評価になっているのです。
職員室の配置を変えて模様替えをしました。すると出入りの業者さんが「あれ!ずいぶん明るくなって、雰囲気が変わりましたね。」と言っていました。
「学校を変える。学校は変わった。今、学校は何かやる。学校は期待できるぞ。」と地域や保護者から共感され、信頼される学校でありたい。「その一歩が職員室の模様替えです。」しかし、それが第一の目的ではありません。変えるのは、教育内容そのものであることを忘れてはなりません。
2021年4月21日水曜日
花だより どうして昔の校長先生は、ひげを生やしているの? サクラソウ
2021年4月20日火曜日
花だより 教育評論家の言うこと ヤマブキ
~教育とは、不幸せにならないための最低限の知恵を授けることをいう。よって生業の業を授ける「授業」となる。俗に言えば、人とのお付き合いのために「国語」があり、買い物のおつりを間違えないために「算数」があり、新たなる便利なものづくりのために「理科」があり、同じ過ちを犯さないために「社会」があり、笑顔のために「音楽」がある。先人の幸せになるための知恵が凝縮されているのである。その学び舎が「学校」である。~
日向野一生著 「学校ものかたり」 まえがきより 第一広報社
なんと「尾木ママの叱らない子育て論」7万部突破!?
最近、教育問題になると必ずといってよいほど、教育評論家の尾木直樹氏のコメントが紹介されます。明石家さんまさんが、テレビ番組のコメンテーターとして取り上げ「尾木ママ」と呼んだことから世に出ました。そのおかげで本がバカ売れしています。これまで180冊の教育書を出していますが、オネェ言葉で書かれたこの本が売れているのは、やはりテレビの影響なのでしょうか?「○○だわよね?」「そうかしら」「○○するのよねぇ~」といった文体で書かれています。それが若いお母さん方から支持されているようなのです。私も買いました。尾木ママの言うことも確かに一理ありますが、それだけではないことを読者も視聴者も理解しなければなりません。
2021年4月19日月曜日
花だより 「大変」とは「大きく変わる」こと ヤグルマギク
2021年4月18日日曜日
花だより 家庭訪問は必要か? ツツジ
2021年4月17日土曜日
花だより ソフトな印象をあたえるクッション言葉 ハナビシソウ
2021年4月16日金曜日
花だより “徳”を積む モクレン
人間には「徳の人」と「才の人」とがある。「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし。リーダーとしての地位が高いほど、技量的能力よりも“徳”が要求される。(田辺昇一『未知への出発』)
“徳”とは、道徳的、倫理的理想に向かって心を養い、理想を実現していく能力として身に得たもの。また、その結果として言語、行動に現れ、他に影響、感化をおよぼす力。社会的な観点から評価される人格をいう。
よく西郷隆盛は「徳の人」で、大久保利通は「才の人」と例えられる。ロッキード事件のとき、一審、二審で有罪になった若狭得治全日空社長は、普通ならマスコミに叩かれ、社内からも退陣を求められるところである。ところが、しばらくぶりに出社したとき、全社員が拍手で迎えたという。若狭氏がどんな人物であったか想像ができる。
最後は“徳”を積むことである。自分はどちらでもないが、現在の菅総理大臣は、どっちなのだろう?
2021年4月15日木曜日
花だより 2週間目の新卒先生へ ヤマブキ
2021年4月14日水曜日
花だより 「教育者らしい」とは マーガレット
2021年4月13日火曜日
花だより 新しい出会い 新しい環境 オオバナノエンレイソウ
2021年4月12日月曜日
花だより 教職員の意欲と姿勢 シャガ
2021年4月11日日曜日
花だより 豊かさと引き換えに失ったもの ミヤコワスレ
2021年4月10日土曜日
花だより 追悼 黒板五郎様 ヤマザクラ
2021年4月9日金曜日
花だより 新卒教員に贈る言葉 オキナグサ
2021年4月8日木曜日
花だより 日本人的曖昧な意思表示はしない「思います」 レンゲソウ
2021年4月7日水曜日
花だより “まめやかな人” それが教師 オドリコソウ
2021年4月6日火曜日
花だより 新卒を育てる イカリソウ
2021年4月5日月曜日
花だより 歓送迎会 コロナ禍で2年続けての自粛 ふきのとう
2021年4月4日日曜日
花だより 罪の文化 恥の文化 ニリンソウ
2021年4月3日土曜日
花だより 「弁当づくり」から学ぶこと エイザンスミレ ヒトリシズカ
😉こども園の園長になって、妻は大変喜びました。なぜなら、給食があるので、お弁当作りから解放されるからです。お弁当を作りながら、給食のありがたさを感じたといいます。
「弁当づくり」から学ぶこと
食事を作ることの大切さが分かり、家族をありがたく思った人は優しい人です。
手順良くできる人は、仕事の段取りのいい人です。
食材がそろわなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更ができた人は、工夫のできる人です。
調理の様子を見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の色彩、香り、触感、味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
一粒の米,一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。
スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限、産地を確認できた人は、賢い人です。
食材が弁当箱に納まるまで、たくさんの働く人を思い描いた人は、想像力ある人です。
自分の弁当を「美味しい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、たくましい人です。
自分で作った料理を喜んでくれる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
「生きる」とは食べること、「食べる」とは食材の命を奪い自分の命に代えることです。😃弁当作りには、こんなに深い意味があったとは?
💖私も妻に感謝しなければなりません。こども園には、月の一度「お弁当の日」があります。保護者に「お弁当作り」から、さまざまなことを学んで欲しいという思いから設けられたのでしょう。
2021年4月1日木曜日
花だより 4月新たなスタート かぶ フクジュソウ
生まれたところ 必ずしも故郷にあらず
心通じたところこそ 本当の 故郷である
卒業した学校 必ずしも母校にあらず
心交わした学校こそ 本当の母校である
小清水小学校の校長室に掲げてあった言葉です。雅号は「紅林」とありました。調べてみると道の教育長らしいことがわかりました。すでにセピア色をしていましたので、相当前のものです。以来これを真似て、送別会の挨拶で使ってきました。
この4月から、縁もゆかりもない町の認定こども園の園長になりました。ワクチン接種を優先的に受けられる年齢になって、まさか園長になるとは思っていませんでした。最後の力を振り絞り、もう少しだけ、子どもたちのために頑張ろうと思っています。そして今、この言葉を改めて噛みしめています。