日本人的曖昧な意思表示はしない「思います」
~地方紙の社説から~
私事で恐縮だが、高校時代にとある理由で停学になった経験がある。停学中は毎日反省文を書いて担任教諭に提出するのだが、ある時「反省の弁を書いているのは良いが、すべて『思います。』で終わっている。心の中で思っているだけではだめだ。」と言われた。読み返すと、確かにどの文も最後は『思います』で終わっている。反省しているのなら「○○しています。」と言い切り、かつ、それを「行動に移せ」と言う。
言われてみればもっともなことだ。以来、「思います」と言う言葉には注意しているが、世間では以外と使われていることに気づく。ニュース番組でも「ここでCMにいきたいと思います。」と聞くと「なぜCMが決まっているのに、わざわざ『思います』を使うのか」と思ってしまう。政治の世界でも「思います」は実行できなかったときの予防線のように頻繁に使われる。総理も“腹案”と言わず、しっかりと行動に移すことを国民は期待している。
🤷♀️学校の先生も「これから、〇〇をしたいと思います。」をよく使い、言い切ることをしない。曖昧な意思表示の言葉を大人が使っているのだから、子どもの自ずとそうなるのだろう。
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