2021年4月18日日曜日

花だより 家庭訪問は必要か? ツツジ

 

 働き方改革とコロナ禍で家庭訪問をしない学校が増えています。教師や家庭にかかる負担と教育効果を考えた場合、どうなのでしょうか?
 保護者に聞いても「例え、15分、30分でも仕事は休まなければならないし、それなりに準備もあるし、でも、ない方がいいとも言えないし…。」が本音でしょう。
 ~家庭訪問の目的~
①教師が児童・生徒の生活環境、保護者の期待など、子どもの生活を規定しているさまざまな条件を具体的に理解する。
②学校の教育方針や担任教師の教育に対する考え方を父母に伝え、相互に理解し合う。
③学校での子どもの状況、学業上の問題点などを知らせ、家庭での教育を考え直してもらうことによって、より効果的な教育指導を行う目的として行われるものです。
 家庭訪問は、子どもの学校生活の様子を知らせるというより、むしろ子どもがどのような地域環境の下で育っているかを自分の眼でとらえ、理解し、それを学校生活に生かすことに意味があります。このことは大事にしなければなりません。
 しかし、年度初めの忙しい時期に、期間を決め、時数を削って、面倒な調整までして、また短時間で、家庭訪問を実施して、このねらいが達成できるかどうか?ということでしょう。ある学校では、玄関先で済ませる「家庭訪問」ではなく、「家庭への挨拶」としたそうですが、それくらいなら無くした方がいい。


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