新卒を育てる
若い先生の実力UPが学校の教育力UPにつながる。
バランスのとれた理想的な職員構成(ベテランと若者)の中で新卒は育つ!
~新卒の皆さんへ~
若さと希望にあふれ、赴任された新卒の皆さんは、先輩の先生方の助言と指導を受けながら、毎日の教育活動に情熱を注ぎ、子どもたちや保護者の期待に応えるべく力一杯の努力をしていると思います。そして、そのような毎日の生活の中で、教育の難しさをしみじみ味わっていくことでしょう。
古くから「教育は人なり」と言われているように、他のいかなる教育条件にもまして、教師としての皆さんの人間性が子どもたちに強い影響を与え、教育の効果に大きくかかわることは、誰もが等しく認めるところです。
しかし、新卒の先生の人間性をより豊かにしていくために必要な専門職としての資質や指導力は、一朝一夕に身に付くものではありません。多くの経験と不断の研修の積み重ねによって徐々に磨かれていくものです。したがって、教師にとって研修は欠くことのできないものであり、特に若い先生には、公教育に携わる者として教職の重要性を十分認識され、自ら進んで研修に励む姿勢を常に持ち続けるよう期待します。
次に、皆さんに期待することは、愛情を持って子どもに接してほしいということです。教育は、教師と子どもの信頼関係を抜きにしては考えられず、その信頼関係は日々の教育活動の積み重ねの中で生まれるものです。それが教育の楽しみでもあり、また教師の生き甲斐でもあります。
先輩教師の貴重な経験に学び、手を携え、発展と充実を目指す創造性豊かな教育活動を展開されるよう心から期待するものです。(校長室「花だより」平成22年4月)
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