2021年4月26日月曜日

花だより 実るほど頭を垂れる稲穂かな ケマンソウ

 


  必要なのは「謙虚さ」 “実るほど頭を垂れる稲穂かな” 
 今年も歓迎会は行われませんでしたが、ある年の校長会の歓迎会で挨拶に立った管内教育長部会の河原部会長(遠軽町教育委員会教育長)は、新任校長に向かって、「間違っても偉くなったと思わないように…」と語りました。
 網走市教育委員会の歓迎会のときは、木目澤教育長さんは率先して、お酒をついで周り、一人ずつ声をかけているのです。
 北見市の佐藤教育長も同じです。北見の場合は、人数が多いので一回りするだけでも相当の時間がかかりますが、お酒をつぎ、一声掛けることを怠りません。
 そんな教育長さんを見て、“自分は決して慢心したことはない、校長だからと偉そうにしたことはない。”と思っていましたが、どこかにそんな思いがあるのかもしれないと反省させられました。
 “人は尊敬する人からしか、学ぼうとしない”という格言があります。心から尊敬する人、憧れる人は、お金持ちではなく、社会的に成功しているわけでもなく、有名人でもないかもしれません。それでも、人々から慕われ、尊敬される人が存在します。他の人と何が違うのでしょうか。与える達人であり、寛大で、利他(他人の幸福をまず願うこと)の心を持ち、見返りを求めない人です。教師もそうでありたいと思います。


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