~教育とは、不幸せにならないための最低限の知恵を授けることをいう。よって生業の業を授ける「授業」となる。俗に言えば、人とのお付き合いのために「国語」があり、買い物のおつりを間違えないために「算数」があり、新たなる便利なものづくりのために「理科」があり、同じ過ちを犯さないために「社会」があり、笑顔のために「音楽」がある。先人の幸せになるための知恵が凝縮されているのである。その学び舎が「学校」である。~
日向野一生著 「学校ものかたり」 まえがきより 第一広報社
なんと「尾木ママの叱らない子育て論」7万部突破!?
最近、教育問題になると必ずといってよいほど、教育評論家の尾木直樹氏のコメントが紹介されます。明石家さんまさんが、テレビ番組のコメンテーターとして取り上げ「尾木ママ」と呼んだことから世に出ました。そのおかげで本がバカ売れしています。これまで180冊の教育書を出していますが、オネェ言葉で書かれたこの本が売れているのは、やはりテレビの影響なのでしょうか?「○○だわよね?」「そうかしら」「○○するのよねぇ~」といった文体で書かれています。それが若いお母さん方から支持されているようなのです。私も買いました。尾木ママの言うことも確かに一理ありますが、それだけではないことを読者も視聴者も理解しなければなりません。
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