2023年4月18日火曜日

花だより 地ビールと学校 ミヤコワスレ

 


 オホーツクビールの社長さんの話を聞いたことがある。「地ビール(クラフトビール)は、毎日、微妙に味が違う。それが良さでもある。その違いを味わい楽しんでほしい。」
ところが大手のビールは、そうはいかない。いつ、どこで飲んでも同じ品質、同じ味でなければならない。そこに企業努力がある。
 学校はどうだろう? 市町村立の学校には、それぞれ地域の特色がある。ビールならクラフトビールだろう。その土地で生まれる地ビールは、他にはない特色が求められる。学校では、地域の特色が出るのが生活科や総合的な学習の時間だ。
 しかし、学習指導要領があって、検定教科書で全国同じように指導されているのだから、学力に大きな差があってはならない。「機械じゃないんだ。人が人を教えるのだから、差が生じるのは当たり前だ。」と言い訳することもできる。児童生徒の質や教師の力量の違いは確かにある。しかし、本来、大きく差があってはならない。もうすぐ今年も学力・学習状況調査が実施される。一人一台の端末が配備され、一部はタブレットで行われるようだ。どんな結果ができるか?差が縮まっているのを期待したい。

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