一昔前まで、学校評価や保護者アンケートは、回答用紙を回収し、「正」の字を書き、電卓をたたいて合計と%を出していたので、集計するまで手間と時間がかかった。しかし今は、アンケートアプリを使うと瞬時に集計ができる。スマホに向かって話せば、何でも教えてくれるので、本棚で一番スペースをとっていた辞書や百科事典が邪魔になった。もう使うことがない。世の中、便利になったものだ。
しかし、こんなもんじゃない。インターネットから情報を集める機能を土台とする対話型AI(人工知能)のチャットGPTというとてつもなく利口者が登場した。日々学習を重ねることで、お題を言うと満点の文書を作成してくれるという。採用試験の論文試験は、これに頼りたくなる。国会答弁書を書く官僚もこれを使いたいと言っているらしい。利便性向上を止められないのは文明の法則かもしれない。子どもたちの学びへの影響が懸念されているが、この流れは止められない。どう使いこなすかだ。
入学式の校長式辞も「長いだけで心に残っていない。」と生徒から言われないですむかもしれない。クラスの子の日常の様子を入力しておくと通知表の所見をAIが書いてくれると先生は大助かりだ。期待したい。
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