2023年4月5日水曜日

花だより 新人校長先生へ ふきのとう

 


  この4月から新しく校長先生になった皆さんへ

 世間が見る校長像は、「人格者であり、度量が大きく、威厳があって、それにふさわしい風貌と風格がある」といったところでしょう。教育基本法第1条には、教育の目的は「教育は、人格の完成を目指し…」と示されています。校長は、教育の行き着く先であるかのように世間の人は見ているのです。しかし、そう見られると非常に辛いものがあります。「学校教師必ずしも教育者にあらず」「学校教育の限界を知れ」「学校教育は、人のその性格の根本から教育する、全人を教育するものではない。学校はただ人生のある面だけを教育するところで、主として知性の方面の教育をすることろである。」(三浦修吾『学校教師論』)
 確かに完全な教育者としての教師は不在かもしれない。しかし、よき教育者になろうと努力しているのが教師です。
 全道、全国の校長会に参加すると、会長さんのあいさつの締めは、「今、校長の指導力がより一層求められています。真のリーダーとなるよう研鑽を続けていくことを心より期待する次第であります。」というフレーズが入ります。
 校長としての風格は、一朝一夕にできるものではありません。先輩校長から、「校長になったら、スーツはダブルにしなさい。足元を見られないように靴も新調しなさい。」と言われました。とりあえず、身なり(服装)や言葉遣いから整えることです。


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