2023年11月8日水曜日

花だより 野菜の無人販売がピンチ! イヌダテ 菊

 


 野菜の無人販売がピンチ! 
 野菜の無人販売は、農家の収入の1割を占めている。農家は現金収入を得ることができるし、消費者は安価で購入できる。規格外品の活用はSDGsになる。ところが盗難が相次ぎ、
(お金を料金箱に入れていかない)売り上げが減少していて農家は困っている。対策を講じようにも、防犯カメラや自動販売機の設置には費用がかかる。そもそもそれができるくらいなら、農家の敷地内で無人販売などしていない。そのピンチを救おうとしているのがNTTだ。とテレビでやっていたのを見た。
 NTTが開発した野菜の自動販売機を無償で提供し、売り上げの一部をもらうというもので、農家は大助かりだという。
 しかし、これで解決ではない。どうして100円が払えないのか? 無人販売は、人々の善意の上に成り立っていた。それが崩壊している。これは教育の問題だろう。
 法律家が、「人間社会が成熟していれば、人々の道徳意識、倫理観が高ければ法理はいらない。あったとしても限定的になるだろう。」と言ったのを思い出す。校則もそうだ。規則を守らないのが出てくると、校則は増え、事細かくなっていく。人類は、AIという素晴らしい夢のようなものを開発したが、もう悪用することを考えている。
 外国人が日本に訪れて、自動販売機が路上にたくさんあるのを見て、お金が盗まれないのか?と驚くという。お金は盗まれる。だからキャッシュレスなのだ。それに比べて、まだ日本は治安のよい安心な国で、人々の倫理観も高いということなのか?

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