2023年11月13日月曜日

花だより 子は親に期待している(黒柳徹子さんの母親:朝さん) カエデ ミゾソバ

 



  「親が子に期待するのと同じくらい、子は親に期待している」
 親が子を思いやるのは当たり前と思われていますが、どれだけの親が実際に子どもを思いやっているでしょう。「思いやり」とは、子どものことをよく知ることです。よく耳を傾け、子どもの中の世界がどんなものなのか理解しようとし、たとえ自分の思う通りでなくてもその子の世界を受け入れることです。
 子どもの存在に感謝し、尊敬を払い、愛情を深めていくことによって、親子の関係は進歩していきます。思いやりの心を持って接すれば、話をするのも安心で楽しくなり、いじめなどの悩みも自然に打ち明けられるようになるはずです。
 昭和62年NHK連続テレビ小説「チョッちゃん」は、黒柳徹子さんの母親、黒柳 朝(ちょう)さんの半世紀を描いたものです。徹子さんは、幼少期は発達障害で小学校を退学させられました。ところがご自身は、20歳になるまでそのことを知らなかったそうです。母親が自由に育ててくれたことのみならず、自分の人格を認めてくれていたので、のびのびと生きてこられた。とお母さんに感謝しています。

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