2023年11月28日火曜日

花だより 家庭の持つ「5つの力」はこれから幼児施設で担う リンドウ

             
 家庭の持つ「5つの力」~                    

1 愛の力
  家庭は親から子に愛情が注がれる場所です。いつも家庭に会話があり、笑いがある。誰   
 かにいいことがあれば、みんなで喜び、悲しみも全員で共有する。こんな日常が子どもの
 安定した心理状況を育てます。
2 経済の力
  衣食住全ての面で子どもの生活が保障され、学校にも通える。家庭はこうした「健康 
 で文化的な最低限度の生活」を子どもに提供する場所です。そのために親は働いてお金 
 を稼ぎます。家庭は経済の力を持つ場所だということです。
3 しつけの力
  自分の健康管理や公共マナー、他者との交わり方など、しつけの領域は多様です。そ
 うした礼儀作法や規範を教えて身につけてさせる場所が家庭です。
4 文化の力
  文化とは、音楽や美術に親しみ、時にはスポーツを楽しむといった高尚なものだけで
 はありません。親子の触れ合いこそが「家庭の文化」です。最も簡単な文化活動は、家
 族の団らんであり会話です。日常の出来事に対する喜怒哀楽のやりとりです。
5 人格の力
  子どもは親をまねて育ちます。子どもは育ってほしいようには育たない。育てたように  
 育つのです。「人格の力」と言っても気負うことはありません。いつも地道に働いてい
 る。親同士が仲良く、互いに労わり合う飾らない姿を示せばいいのです。
                      (全国教育文化研究所 重水 健介)
 
子育ては社会が担う、保育料や給食費の無償化に伴い、0歳からこども園に預ける子が増えそうです。家庭の「5つの力」は、そのほとんどを幼児施設(こども園)で担わなければならなくなります。

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