2024年8月31日土曜日

花だより どうして学力向上は必要なのか? ユウガオ

 


 どうして学力向上は必要なのか?
 成績優秀だった子が事件を起こすと大きく取り上げられますが、非行少年のほとんどは、学力の低い子なのです。主に中学生が入院する少年院が、入院者にテストをした結果、小学4年生以下の学力が6割近くになった。九九もわからず、漢字の読み書きも満足にできない。「1mが何㎝か知らない」「窓を3分の1開けることができない」『ソ』と『ン』、『シ』と『ツ』の区別がつかない。世界地図で日本の位置が分からない。地球が丸いということが理解できていない子もいます。
 不安定な家庭環境の子どもは、家庭で学習する環境にないのです。勉強がわからないので小学校でも居場所がなく、中学生になって非行化していく場合が多い。教師に暴力を振るって少年院に来た子は、「中学校に登校しても教室ではなく、仲間のたまり場ばかりに行っていた。授業はわからないから、つまらない。友だちとしゃべっていた方がおもしろかった。でも、今は勉強しないとまずいと思っている。今は本も読めるようになった。」という。学力は善悪の判断や行動の結果を推測する力の基礎になります。小中学校9年分を1年程度ですべて覚えさせるのは難しいことです。基礎学力の習得は、少年たちの狭く偏った世界観を是正することに役立っているのです。学力を身に着けさせるのは、学校の役目です。

2024年8月30日金曜日

花だより 「大和撫子」は存在しない? ナデシコ ミズアオイ

 


  撫子(ナデシコ)」という花
「秋の七草」の一種。◆ヨーロッパや中国などに分布し、日本では万葉集や「枕草子」にも登場し、古くは貴族に愛された花です。
◆小泉今日子の“ヤマトナデシコ七変化”という楽曲がありました。ちょっと古いですか?
◆花言葉は、濃い赤~「純愛」「大胆」「勇敢」、白~「野心」、八重~「才能」
撫子(なでしこ)とは、名前の由来は【子】を【撫(な)】でるようにかわいい花からきています。
 日本代表女子サッカーチームを「なでしこジャパン」と呼びますが、「大和撫子」とは、か弱いながらも、凛々しいところがあるという意味で日本女性の美称で日本人女性の凛とし清らかな美しさを讃える言葉です。見た目は弱々しく可憐で、内面はしっかりしてわがままでない女性を指します。
 【大和撫子】の条件として
  1)控えめな女性(可愛いわがままならOKでしょう?)
  2)酔っ払って大声で話さない。
  3)服装によっては、崩した座り方はしない。
  4)相手の意見の半分は受け入れる(そして相手に流されない)
  5)料理が得意、掃除はちゃんとする。  
 今は、こんなことを言ったら、セクハラで大変なことになります。
 懇親会の会場を和室にするか、いす席にするかで議論なりました。男性は「和室の方が席を自由に変えて、わいわいできるのでよい」と主張しましたが、女性からは「椅子席にしてほしい」と言われました。和室だと、男性はあぐらをかきますが、女性は足を崩せないと言うのです。結局椅子席になりました。
 孫は女の子ですが、野球をやっていて髪は短く、小さいころからよく男の子に間違えられました。中学生になって制服のスカート姿を写真で初めて見ました。家に来ても堂々とあぐらをかいているので、「女の子でしょ、普段から気を付けていないと、他所に行ったとき困るんだから…。」とばあちゃんから注意を受けます。
 「女性でもあぐらをかいても許されるようになればいい」 と言います。確かにそうかもしれませんが、女性らしさ、女性の品格は必要です。



2024年8月29日木曜日

花だより 1週間であなたは変わる ゼラニウム フデリンドウ


「 1週間で変わる」痩せられる本から頭がよくなる、性格が変わる本まで、たくさんある。
  ~人と上手に接する~
≪人間関係を築くためにすること≫
①傾聴する。②支援する。③励ます。④尊敬する。⑤信頼する。⑥受容する。⑦交渉する。⑧良いところをほめる。
≪こんなことに注意する≫
①批判しない。②責めない。③文句は言わない。④小言を言わない。⑤脅さない。⑥罰しない。⑦褒美でつらない。⑧弱点を責めない。
 ~1週間であなたは変わる?~
 相手は変えられないけれど、自分は変えられる。
月~10分間自分の時間をつくる。
火~笑顔をつくる練習をする。
水~ご飯をゆっくり食べる。
木~しかめっ面をなくす練習をする。
金~10分間物思いにふける。 
土~妻や家族に愛情のある言葉をかける。
日~ゆっくり休む。趣味を楽しむ。

 ストレスは、人間社会の中では、必ず生じるものです。それをどう溜めないでリフレッシュするか、その術を身に付けることが大切
 本当に変えられるのなら苦労しないのだが、試してみることにした。

                              

2024年8月28日水曜日

花だより 子どもは親が育てたように育つ ノコギリソウ ヤナギラン

 


 ~思春期は自分探しの旅・思春期は親ばなれのとき~ 
 思春期(小学校高学年から)になると自分の考えで行動し始めます。いろいろなことをやってみたくなるときです。
《思春期の行動や言動》 行動範囲が広くなり、言動も大人っぽくなります。目配り、心配りをしっかりして見守ることが大切です。親は善悪に基づいて、正しく行動することを意識し、行動と言動を一致させることです。子どもは、親の言うこと、やることをちゃんと見ています。
《親が生活を正す》 思春期は大人になりかけているときです。親が少しでも強く注意すると嫌がり、話を聞かなくなります。子どもは親が育てたとおりに育ちます。子どもを正しく育てたいのなら、親が生活を正していくことです。親がだらしなく生活しているのに、子どもの態度や行動をガミガミ注意するばかりでは、子どもの反発心しか育ちません。
《子どもは親のコピー》 ☆どうしてこんな子になったんだろう。ほしい物は与えているのに?幼児期に関わった程度が、思春期に結果(答え)となって、ブーメランのように戻ってきます。偉い人に聞いても答えは出ません。親の心の中に答えがあります。
《子どもが問題行動を起こしたとき》 ★友だちが悪い。学校が悪い。担任が悪い。霊がとりついているらしいなどと、人のせい、物のせいにする間は答えが出ません。原因は、生活の中にあるのです。
 小さい頃からいろいろな習い事をギュウギュウ詰めにした。泣いて嫌がることを親は無理矢理やらせた。親の都合のいいように生活しているのに、子どもにはガミガミと要求ばかりしている。自分の心を改めない限り、いつまでも解決しないのです。人の心を動かすには自分の心が変わることです。
《立派な大人を育てるために》 親の言うこと、することが、生きるための基本になります。「三つ子の魂百まで」と言います。小さいときに教えられたことがそのまま、思春期に結果となって現れます。どんなに世の中が進歩しても生活の基本は不変です。気づいたときがチャンスです。今からでも十分間に合います。
《親が育てたように子どもは育つ》 子どもは親の芸術品です。どのような結果が出ているのでしょうか。
 ☆気が弱く、人の言うなりになっている子 ☆自己主張が強く、わがままな子 ☆思いやりの心を持ち、誰とでも仲良くなれる子 ☆人の話をよく聞き、自分の考えをきちんと伝えることができる子といろいろです。
 子どもは勝手にそうなったのではないのです。子どもは親が育てたように育つのです。

2024年8月27日火曜日

花だより 風邪をひいたら「お互いさま」 サルスベリ 夏ミカン

 



 新型コロナウイルが5類に移行してから、子ども園では、手足口病などの感染症にかかる子が増えました。専門家によると、コロナ流行期は、みんながマスクをして、細目に手洗いをしていたけれど、それが緩んだ結果だという。ほとんどの感染症の予防法は、マスク着用と手洗いの励行で共通しています。
 ≪マスクには3つの効果≫
 一つは、人からうつされないため 二つ目は、人にうつさないため 三つ目は、マスクをすることによって「わたしは風邪をひいています。」と回りの人に知らせるためです。
 「風邪をひいている子どもを学校に来させるな」と行ってくる親がいます。自分の子に風邪をうつされたくないからです。一方で「子どもは熱があるのですが、私は仕事に行かなければならないので、学校に行かせますからよろしく」と電話を掛けてくるお母さんもいます。“学校で何とか看病して下さい”ということなのでしょうか。でも、電話してくるお母さんは、まだいい方です。熱でふらふらしているのに学校に来る子もいます。
 電話をして迎えに来てもらおうとしても家族が留守、ということがよくあります。
 自分の立場だけを主張して、責任を人に押しつけてしまっているようです。言えば学校が何とかしてくれるだろうということなでしょうが、それを考えるのは学校ではありません。それぞれの家庭で考えることです。
 子どもたちは、先生も含めて集団生活をしているのですから、風邪をうつしたりうつされたりすることは「おたがいさま」でやむを得ないことです。そうやって免疫力を高め風邪をひきにくい体をつくっていくわけですから、悪いことばかりではありません。みんな「おたがいさま」なのだと考え、ちょっとだけ相手の立場に立って考えてみることができないでしょうか。

2024年8月26日月曜日

花だより 4%から13%へ 教員の待遇改善は本当か? キツネノカミソリ ナツスイセン

 

 
  教職調整額4%から13%へ、担任手当て支給に管理職手当の増額!
  ありがたい話です。これで教員を志望する若者が増えることを期待したい。
 ところで教員に対する風当たりは厳しいままです。
 夏休み中、小学校に電話をしたが出ない。働き方改革でお盆の3日間は完全閉庁日だったのです。「学校の先生は夏休みがあっていいわよね。」とこども園の先生が言いました。こども園には一応夏休みはありますが、ほとんどの子は、毎日登園してきます。一番遅く帰る子は18:30頃、土曜日も休みではありません。
 調整額は、教員全てに同じく支給されます。ある保護者は「教えるのが上手な先生も、そうでない先生も、学力の低い北海道の先生も、高い県の先生も、同じなんですよね。不祥事を起こす先生も結構いますよね。」と不満そうです。
 「先生の給与、上げてあげないとかわいそう!」という人もいるでしょうが、「どうして学校の先生だけ上げるの?」と言う人が多くないことを願います。

2024年8月25日日曜日

花だより 学力向上は親次第 ナデシコ シシウド

 

 



 前回、学力テストの結果から、危機意識を持たなければいけない。ということを書きました。それでは具体的にどんなことに取り組んだらよいのか?
 そのヒントは、学力の高い福井県や秋田県、富山県にあります。
 校長会の全国大会で、秋田県の取り組みが紹介されました。会場は、北海道の校長から順番に並ぶため、秋田県の校長はすぐ後ろにいました。
 授業風景が映し出されると、北海道の校長から「おお~!」と驚きの声が上がりました。それに秋田県の校長が驚きました。どんな場面か「挙手の姿勢、教科書を読む姿勢、掃除の仕方など」が実に整然とされているのです。秋田県の校長は、「別に特別なことをしているわけではありません。当たり前のことを当たり前にしているだけです。」と言います。ということは、北海道の子は、当たり前のことができていないのです。
 東北や北陸は、イオンもなければ、学習塾もないところがほとんどです。オホーツクとよく似ています。昔ながらの二世代、三世代同居が多い地域です。子どもが生まれると、学問の神様菅原道真公の掛け軸を新調して床の間に飾る家が多いそうです。この辺りが教育に対する意識が違います。
 子どもの学力は、親の心がけ次第です。「小さい頃から絵本の読み聞かせをする。」「博物館や美術館に連れて行く。」「ニュースや新聞記事について子どもと話す。」といったことです。また、学習状況調査の学校編を見ると、学校の取り組みについても家庭環境にかかわらず、児童にあいさつを徹底したり、教員研修を積極的に行ったりしている学校では、学力向上に一定の効果があることが分かります。
*夏休み、親に水族館や美術館、博物館、美術展などに連れてもらった子は、親になったら子どもにもそうします。「勉強しなさい!」と口うるさく言うより効果があります。

2024年8月24日土曜日

花だより 学力テスト始まって17年 まったく危機感がない ノリウツギ

 


  校長会議で、今年の学力テストの結果(町内)について報告がありました。
算数の問題】 直径22センチのボールがすっぽり入る立体の体積を求めなさい。
   この問題ができません。
  いつものことですが、今回も国語、算数とも全道、全国平均を下回りました。
 特に国語の「書く」・「記述式」の問題は、小中ともに低い結果でした。
 算数・数学は、国語よりさらに低い結果となりました。無回答も目立ちました。
 なぜ、何年たっても学力が低いままなのでしょうか?
 原因はハッキリしています。スマホやゲームの時間が長く、勉強時間が少ないのです。学力テストと一緒にやる学習状況調査にはっきり出ています。家で全くしない、やっても30分以内が圧倒的に多いのです。「勉強しなくて、これくらいの点数なら、まあいいんじゃないの?」と言う人もいます???
 どうしてしないのでしょうか? 
 親がしていなかったからです。学力テストが始まって17年になります。当時から、北海道の子は、勉強していませんでした。今その子たちが親の世代になりました。
 親が勉強する必要性を感じていないのです。勉強したところで…。勉強ができればいいわけじゃない、そんな考えでいるからです。これだけ低くても全く危機感がありません。親や地域に危機感がない、現状のままでいいと思っていると、学校の先生も頑張りません。
 「勉強ができるようになると、みんな都会に出て行ってしまう。」という人がいます。ところがある調査では、学力の低い地域は、若者がその地域に残らなくて過疎化がどんどん進むという傾向があります。
「学力が高ければいいというもんじゃない、人間性が大事だ!」その通りです。しかし、それでは学力の高い人は全て人間性が悪いのでしょうか? 秋田や福井など学力の高い県の人は、勉強はできても性悪な人ばかりなのでしょうか? 
 全国一位を目指しているわけではありません。せめて全国平均の学力を目標に取り組んでいるはずです。「北海道が低いのは、教員のレベルの問題では?」と指摘する人もいます。その通りかもしれません。学力テストの成績を上げることは、それほど難しいことではありません。一人あと1問ずつ正答すれば全国平均を上回ります。親と教員が本気にならなければ、学力は低いままです。
 こども園は教育の出発点です。「学力とは関係ない」と言っている場合ではありません。
 こども園で育てた「10の姿」が活かされていないのか?それとも不十分なのか?

2024年8月23日金曜日

花だより 内緒の話、校長先生だけに教えてあげる ユズ ナス

 


 ~内緒の話、校長先生だけに教えてあげる~
 子どもは、秘密をばらすのが好きです。家であったこと、これは面白い話だということを知っていて、校長先生に話すとウケルと分かっているのです。
「ぼくね、勉強したふりしてゲームしているんだよ。だって『勉強ばかりが人生じゃない』ってじいちゃんがいつも言っているもん。」
「いつもママのごはんが一番おいしいって言っているけど、本当はね、ばあちゃんのごはんの方がおいしいんだよね。」
「うちのパパとママ、ときどきチュウをするよ。ときどきケンカするけど、仲がいいんだよ。」
「パパ、ビール買ってきたよ!」(本当は発泡酒だよ!) 
 内緒の話でも、善意から出た言葉です。とてもほのぼのとさせられます。こんなことを言う子は、心の優しさと豊かさのある子です。

2024年8月22日木曜日

花だより 三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる 千日草 ピーマン

 



 ~「江戸しぐさ」から学ぶ~ 
 常に人を思いやれ お互いに尊重し合い、気持ちよく生きるための生活哲学は、すでに江戸時代にありました。外国人に日本人の印象は?と聞くと「礼儀正しい」と回答しますが、今の日本人は本当にそうでしょうか? オリンピック選手へのSNS上での中傷を目にすると、首をかしげたくなります。
◎傘かしげ・・・雨のしずくがかからないように、傘をかしげあって気配りして往来するしぐさ。
◎肩引き・・・狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる格好で通り過ぎるしぐさ。
◎こぶし腰浮かせ・・・乗合い船で腰の両側にこぶしをついて軽く腰を浮かせ、少しずつ幅を詰めながら1人分の空間を作るしぐさ。
◎会釈のまなざし・・・他人に対してさりげなく目で挨拶する。など
 「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる」
 江戸時代の子どもの段階的養育法です。3歳までに人間としての心の糸をしっかり張る。6歳までにしつけを手取り足取りまねさせる。9歳までに人前でお世辞の一つも言えるくらいの挨拶ができるようにする。12歳には一家の主の代書ができるようにする。15歳で森羅万象が実感として理解できるようにする。 
 子どもは大人を見て育つのに、手本を示す立派な大人が少なすぎるような気がします。想像力を働かせ相手を思いやり、実行に移す人が増えれば、潤いのある社会が戻るはずです。

2024年8月21日水曜日

花だより 夏の北海道「クマ出没注意!」 カラスウリ 百日草

 


《夏の北海道》
 真っすぐな北海道の道路、夏になると大型バイクが何台も連なって走る。ビジネスホテルの前にはバイクが何台も駐車している。若者はテントだが、大型バイクのちょい悪おやじは、お金があるのでホテルに泊まる。
 地方では、コンビニの前に若者が集まる。夜7時以降、街中で明るいのはコンビニしかない。若い男女が、チャラチャラした恰好で何がおかしいのか大きな笑い声を上げ、楽しそう話し込んでいる。暗がりでたむろしているより、健全かもしれません。
 日帰り温泉施設の前にもバイクが何台も止まっていた。
 湯に浸かっていると「地元の方ですか?」と声をかけられた。
「北海道は、どこにでも温泉が湧き出ていて、いいですね?」
「北海道は、昼間は暑いですが、夜になると涼しくていいですね。」
「北海道は、どこに行っても鮭とカニが出ますね?」
「北海道は、道路がまっすぐでいくら走っても景色が変わりませんね?」
“それがよくて北海道に来ているのだろう!”と心で思いながら、「せっかく来たのですから、美味しい物いっぱい食べて、雄大な景色を堪能していって下さい。ただし、夜は出歩かない方がいいですよ。街中でも熊が出ますから!」と脅すと「本当ですか?」と内地の人は本気にする。

2024年8月20日火曜日

花だより 子育てママのストレス解消 メロン 枝豆 とうきび



  子育てママのストレス解消
 子育てで溜まったストレスを発散するために小さい子を抱えたお母さん同士でカラオケルームに出かけることがあるそうです。
 夫のいない昼間、ストレスを発散したいという気持ちはよく分かります。ところがカラオケルームは密室です。よどんだ空気の中で大音量で歌を唄う。もしタバコを吸うお母さんがいたら部屋の中に煙が充満します。大きな声で歌を唄ってお母さんのストレスは解消されるかもしれませんが、一緒にいる小さい子は大変です。こんなことを言うと「あんまりうるさいことをいうから、ますます子どもを産んだり、育てたりする気持ちがなくなっちゃう」といわれそうです。
 しかし、母と子は一心同体です。お母さんがストレスを発散したいときは、子どももストレスを溜めているときです。子どもは言えないだけですから、子どもと一緒になってストレスを発散するできる方法を見つけることです。それか、夫に子どもを託して、家で留守番をしてもらい気のあった友人とカラオケに行けばいいのです。子育てを一人で背負い込むには、よほどの覚悟が必要です。夫婦仲や姑、親と仲良くして協力してもらうことです。やむを得ず子育てをしているというマイナス思考では、母の品格は芽生えません。 
                  「母の品格」  多湖 輝 著より
 子育て支援センターでは、時間単位・低料金で幼児を預かるサービスがあります。美容室に行く、上の子の参観日、ママ友とのカラオケ、リフレッシュのため、理由は問いません。上手に使ってください。

2024年8月19日月曜日

花だより イトーヨーカドー閉店 ノゲシ カラスウリ

 



 イトーヨーカドー北見店が昨日39年間の幕を閉じました。
 広かった駐車場が満車になるのを初めて見ました。店内に特設されたメッセージボードに、「訓子府に住んでいます。月に2~3度買い物に来るのが楽しみでした。」こんなメッセージが近隣の美幌、津別、置戸、遠くは陸別からもありました。また、「子どもの成長と共にイトーヨーカドーがありました。」、「高校生の時、アルバイトしていました。」「お惣菜がとてもおいしかったです。寂しいです。」というのもありました。地域に愛されていたお店でした。開店当時の写真も展示されていて、私くらいの年代の客が懐かしそうに見ていました。
 管内初、メジャー企業の大型ショッピングセンターの進出でした。あれから39年が経ちました。外壁をよく見ると汚れが傷が目立ちます。イオンもできました。時代の流れかな?また一つ昭和が姿を消しました。寂しさはありますが、跡地は何になるのだろう?という期待もあります。





2024年8月18日日曜日

花だより 79回目の終戦記念日に思う「根曲がりだけの青春」著者 謝花栄昭の思い出 トマト ノコギリソウ

 



 79回目の終戦記念日に思う
「根曲がりだけの青春」 著者 謝花 栄昭
 斜里朝日小学校の学校評議員だった謝花(じゃはな)さんは、沖縄出身で昭和8年生まれ。この本は手作りです。自らワープロで文章を打ち、写真も自分で撮られたものです。 
【まえがき・あとがき】から
 ~戦後開拓地として入植した斜里の豊里地区は、昭和55年を最後に全戸が離農した。当時の歴史を体験した者が、正確に後世に伝えておくべきだろうと考えた。
 最も多感な青春時代に「開拓」という渦の中に放り込まれた。毎日、3メートルもある根曲がりだけを1本ずつ刈るのが開拓作業だった。もがき、悩み、苦しんだものの、今となっては、貧しいながらも、素晴らしい環境、人々との付き合い、そして、父との語らいや教えの中で、「義理・人情・信用・常識」などからの言葉の他に『お金や財産より勝もの』として、「当たり前のことを当たり前と考えることが出来る人間」に成長して欲しいとの言葉を頂き、今日の自分を眺めたとき、本当に良かったと思っている。「戦後開拓とは、何であったのだろう」の問いには、衣食住に困り果て、余裕のない生活の中からでも、「根性・常識」が育まれた。決して無駄な時代ではなく、素晴らしい人間性を与えてくれたと思っている。~
 この本を読んで、学校で学ぶことは、ほんのわずかであり、人間死ぬまで勉強であること、そして、謝花さんの自然、人、ものから学ぶ姿勢や向上心に感服しました。 

2024年8月17日土曜日

花だより  経済格差が招く学力格差を緩和する鍵 夏ミカン ラフランス

 


 親の所得が高いと子どもの成績は良い、親が高学歴だと子どもの学力も高い。確かにその通り、しかし、低所得でも親の心がけ次第で学力向上につながる。
              (全国学力テストの結果から、お茶の水女子大の耳塚教授等が分析)
 経済格差が招く学力格差を緩和する鍵は、親の心がけ次第である。学力が高い子どもの親が心がけていることについて調べると、「小さい頃から絵本の読み聞かせをした。」「博物館や美術館に連れて行く。」「ニュースや新聞記事について子どもと話す。」と言った回答が多かった。これは親の所得に関係なく、一定の効果が見られたという。
 調査では、学校の取り組みについても調べた。家庭環境にかかわらず、児童にあいさつを徹底したり、教員研修を積極的に行ったりしている学校では、学力向上に一定の効果が見られた。
~家庭菜園~「天気が良くて、土壌が良いところでは、放っておいても作物は育つ。悪い条件でも作物が育つためには、防除や追肥など、こまめな手入れが必要です。子育てと共通するところがあるように思います。

2024年8月16日金曜日

花だより 北海道の学力が低い理由、塾講師が見解 ゴーヤ スイカ

 



 北海道の学力が低い理由、塾講師の話
 北海道の学力が低い理由としてよく言われるのは、北海道はへき地が多い。というものです。しかし、この論理でいうと秋田県がなぜ高いのか? 秋田県は少人数指導に早くから取り組んで成功したというが、少人数がよければへき地の教育は、全てよくなってもいいはずです。
 直接的な要因としては、単純に北海道の子どもは勉強していないだけです。本州などでは、夏休みの宿題として問題集丸々一冊やらせます。ところが北海道の勉強量は、全国で一番低い。その割には学力が高いという人もいますが???
 転勤族で全国各地を回っている人は、北海道に来て、こんなに部活をやる地域はない。夜8時くらいまでやっているところもある。内地では、目指す学校に入るため部活をやらない子もいる。どっちが勝つかはハッキリしている。頭の善し悪しではなくて、完全に量で負けている。内地から北大に来た先生も同じことを言っていました。(内地という言い方も古い道民の言い方)
 生活実態に関するアンケート調査から、北海道の子どもはSNSやテレビゲームにかける時間が長く、本を読む時間が短い。中学受験(私立中学)が盛んでないため、小さい頃から勉強に対する意識が内地とまるで違う。 
 結局のところは親の問題
 小学校で、やった子とやらない子の差がもっとも顕著に出る。その子の学力の半分くらいは小5・6年で決まってしまう。道立の札幌東西南北校に入る子は、小6のときに算数ができないなんてことはない。ところが小学校での教育に対する意識が低い家庭が北海道には多い。
 こう言うのは大手学習塾の先生です。「言われっぱなしでいいのでしょうか?」 でも、これが現実なのです。だから「やるなら、今でしょ!」と塾の講師に言われるのです。

2024年8月15日木曜日

花だより うちの子の髪を金髪に染めてなぜ悪い トロロアオイ ピーマン

 うちの子の髪を金髪に染めてなぜ悪い
 核家族が主流になって、さまざまな個性を持った家族ができてきました。暮らしぶりも様々です。朝食はトーストとミルクという家庭もあれば、ご飯と味噌汁という家庭も少数派になりましたが、まだあります。それぞれが自由に冷蔵庫から勝手にものを出して食べるビュッフェスタイルのような家庭まであります。でも、コンビニおにぎりよりは、まだいいでしょう。
 暮らしぶりがさまざまなので、それぞれの家庭の生活スタイルに合わせて、いろいろな個性が生まれてきています。家庭の生活スタイルは文化ですから、その文化の中で“自分流”を貫く人もたくさん出てきます。言葉を換えれば、みんなバラバラになってしまって、今は、手本となるような暮らしぶりや生き方がなくなってしまいました。
 「オンリー・ワン」という言葉が尊重されるようになりました。自分の個性を生かした生き方をしたいということなのだと思います。見習うべき手本がないので、自分を磨いて「オンリー・ワン」を際だたせていくしかないということでしょう。ただしこの考え方は、大変危険です。「うちの子の髪を金髪に染めてなぜ悪い。誰に迷惑をかけているわけではない。」こういう育て方だって「オンリー・ワン」の人間を育てる考え方です。しかし、そういう危うさをもっている家庭を再生させられるのも、また家庭でしかありません。
 突拍子もないことを主張して、自分の生き方を際だたせようとすることは、みっともないことだと子どもに教えられるのも家庭なのです。突拍子もないことを言うのは、独創的とか創造力があると単純に思ってはいけません。
 親が子どもに教えられるのは、「散らかしたものは自分で片付けなさい。」というきわめて常識的なことです。でも、そういう常識を身につけた人間にこそ本物の「オンリー・ワン」だと思います。  多湖 輝著「母の品格」より 

2024年8月14日水曜日

花だより 今年の夏休みの感想文は「パリ五輪の感動」で決まり  ゴーヤ キュウリ スイカ ユズ

 



 

【パリ五輪メダルラッシュ!】 
 今年の夏はテレビでのオリンピック観戦でした。金メダルは自国開催以外では過去最高の20個でした。メダル数より、最後まであきらめずに挑戦しての大逆転劇や惜しくもメダルに届かず涙する選手たちの姿に感動しました。特にスケボー、フェンシング、レスリングが躍進。馬術や近代五種、飛び込みなど、これまでメダルから遠ざかっていた競技でのメダル獲得もあり、子どもたちはいろいろなスポーツに関心を持ったことでしょう。
 ◇■◇子どもたちには、オリンピック精神を知って欲しい!◇■◇
 メダリストへ「今は、何がしたいですか?」という質問に、「少しだけゆっくりして、また練習します。まだ、満足していません。4年後のロス五輪を目指します。」
 惜しくもメダルに届かなかった選手は、「オリンピックの借りはオリンピックで返す」涙にくれた選手は、すでに次の目標に向かって歩き始めています。オリンピックは、私たちに多くの感動を与えてくれました。4年に一度しかありません。この感動を是非、家族で話題にしたり、夏休みの感想文は、オリンピックのことを書いてください。
 “応援してくれた皆さんに感謝”  
 家族の応援と理解はもちろんですが、各団体や協会、監督、コーチ、道具やウエアーなど支えてくれた企業、相手を分析する能力、科学的な分析や練習メニューの作成や体調管理など、今は選手一人の力だけでは、勝つことはできません。チーム力が必要です。だから負けると「すみません」とか「日本に帰れません」という言葉が出てくるのかもしれませんが、オリンピックに出る選手は、厳しい練習に耐え、われわれには想像もつかないプレッシャーの中で戦っているこのです。SNS上での誹謗中傷には、本当に腹立ちます。



2024年8月13日火曜日

花だより バトンパスの技術だけでは勝てない ハマナス オニユリ

     

  
パリ五輪での日本選手の活躍に歓喜したが、柔道やレスリングなどのクラス別では、世界と対等以上に戦えるが、陸上や水泳、バレーボール、バスケットボールなどでは、世界との差を痛感した。男子100mは、9秒台を出しても決勝に進出できなかった。400mリレーでは、きれいにバトンをつないだが、アンカーであっという間に抜き去られた。「もうバトンパスの技術だけでは勝てない」と解説者は言った。
 そんな中、マラソン以外の女子陸上種目で女子やり投げの北口選手の金メダルは価値がある。表彰台に上がった外国の選手と体格で差がない。むしろ大きいくらいだ。そして、すごい勉強家だという。東京五輪から、体作りを一から見直したという。旭川東高校出身だから、きっと勉強もできたに違いない。恵まれた体格と努力の結果の金メダルなのだ。
 大谷翔平選手もメジャーリーガーの中で体格では引けを取らない。加えて24時間野球のことを考え、厳しい練習に励むのだから、あれだけの成績を残せる。
 優れた技術は、強靭な基礎体力とメンタルがないと見に付かない。それは学力も同じだ。
 主体的・対話的で深い学び、思考力・判断力・表現力の重視で、夏休みの宿題は、計算ドリルや漢字の書き取りが姿を消した。ところが今年の学力テストで「読む」ことの点数が低くかった。基礎的な能力のない子に思考力はあるのか? 
 詰め込み、教え込みの反動で、教えずに考えさせる授業が広まった。大事なことは教えるのが当たり前なのに、教えることがタブーになってはいないか。学力テストの成績が芳しくない地域こそ、そうした傾向が強い。
《教えること》をおろそかにして「問題解決型」と呼ばれる授業に熱心に取り組み、結果的に基礎的な学力まで低下させている。
《考えさせる》というと、発展的内容での授業を思い浮かべるが、重要なのは理解を通じて基礎を習得させる際に考えさせることだ。パリ五輪で改めてそう思った。

2024年8月12日月曜日

花だより パリオリンピック閉幕 オオハンゴウソウ ヒオウギ

 


 パリオリンピックが閉幕しました。開会式や運営についていろいろ言われていましたが、東京がこれまでの集大成だとしたら、パリは新しいオリンピックの幕開けを感じました。そして、アメリカはやっぱりすごい!トム・クルーズが出てくるとは?4年後が待ち遠しい。
 メダルを取って歓喜したり、悔し涙を流したりする選手を見ると、志を高く持ち、諦めずに、迷わず貫いている姿に感動しました。
 スケボーやブレイキングなど、新種目での日本人の活躍がありました。「なぜ、こんなに日本は強いのか?」の問いに、解説者は「遊びから始まった種目だが、遊びでも日本人は、真面目に取り組み、真面目に練習を積み重ねてきたからだ。」と答えました。
 体格や身体能力で劣る日本人が世界と勝負するには何が必要なのか?
 自由や個性の名のもと、自己を内省し、自分とは何か、自分は一体何をすべきか?人生の使命とは何かを模索する力を育てなければならないと思うのです。今こそ「志を養う」教育を復興させたいものです。
「オリンピックに出て金メダルを取りたい!」とロンドンオリンピックを見て憧れ、晴れの舞台を夢みる子どもたちが多くいることを期待します。「おまえみたいな奴がなれるわけないだろ!」と言ってしまったらそれでおしまいです。

2024年8月11日日曜日

花だより 園内研究は日々の積み重ね(3) 日日草 胡瓜

 

  ~園内研究(3)~
 最近は、映像だけでなく、エピソード記録や写真、週日案やドキュメンテーション、保育ウェブ等を活用しての園内研究会が増えてきました。また、先生方の働き方が多様化する中で時間の設定やどのようなメンバーで行うかの工夫の必要性も出てきました。しかし、どんなに工夫されていても、活発な意見交換がなされずに、表面的な感想を述べるに留まったり、子どもの姿を表したいから記録するのではなく、記録を付けることが目的になったりする場合があります。
 園内研究や記録が形骸化すると、一部の保育者、外部講師や指導主事が望ましい保育像や研究像を強く持ちすぎて、一方的な「評価」を意識しながらの園内研究になってしまうことになります。その場合、知らず知らずのうちに「正解」(どうすべきか・どうすることがよいとされているか)を求め、個々の保育者の「語り」が失われていきます。「語り」とは、日々の保育の中で出会うさまざまな出来事から生まれてくる「知りたい」「やってみたい」といった好奇心で、「いったい何が起きたんだろう」という探究心によって生み出されるものです。個々の保育者の好奇心や探究心は、子どもの見ている世界を共に見る上で必要不可欠なものです。どう保育すべきかといった方法や研究目的の達成ばかりに関心が向き「こども主体」というのは名ばかりで、内実はつまらなくて苦しい園内研究や保育になってはならないのです。園内研究は、日々の語り合いの延長線上にあると考えます。



2024年8月10日土曜日

花だより  変わらなければ研究の意味がない クサキョウチクトウ カノコユリ

        

  園内研究について(2)
 どの園でも日常的に起こることに目を向けて、試行錯誤しながら子どもの変化や自身の見方考え方の変化にワクワクしながら楽しむことが、研究という営みの道筋の一つです。
 研究会開催 時には大々的に特定のテーマを据えて特別にねらいを設定し、そのテーマに沿う活動を試して、ビデオに撮ってカンファレンスを行い、最後に研究集録にまとめるのもよいでしょう。しかし、その結果が、「保育には環境が重要なことが改めて分かった」「子どもを理解することが出発点だと再認識した」といったことになっていたとしたら、それは研究ではなく、既に知っていることを確認しただけです。多大なエネルギーを費やして当たり前の、無難な結論に落ち着かせ、その後の実践が大して変わらないのであれば、それは研究とは言えませんし、何より保育の質の向上や保育の資質向上にはあまりつながりません。これは小中学校の校内研究も同じです。

2024年8月9日金曜日

花だより  なぜ園内研究を行うのか? クルマユリ あさがお

 



  なぜ園内研究を行うのか? 小中学校の校内研究とは違う!
 園内研究は、保育の質を高めることや、保育者の資質を向上させることを中心的な目的として行われます。最近は、園に同僚性という文化を培うためという点も注目されています。
「そんなことは言うまでもなく、当たり前だ」と思われるかもしれませんが、問題は実際にそうなっているかということです。園内研究が保育の質の向上につながっているか、保育者の資質向上につながっているか、より注意を払う必要があります。
 「研究をすれば勉強になる。勉強になるということは何らかの学びがあるはず。学びがあるということは、知識が増えたり実戦への洞察が深まったりしているはず。そうであれば、保育の質は高まっていて、保育者の資質も向上しているはず。」そのような理解が暗黙のうちに前提となっているのではないでしょうか。
 そこで一度確認してみる必要があります。何となく深まっているのではないかといった漠然とした印象ではなく、明確な変化を確認する必要があります。
 保育の質が向上するということは、何らかの変化があるということです。
例えば、立ったまま子どもに大きな声で話しかけていた保育者が、しゃがんで子どもと目線の高さを合わせて小さな声で話すようになったとか、色紙やプラスチック容器などの素材を保育室の隅の固定された棚から、キャスター付きのカゴに移して自由に移動させられるようにしてみたとか、そうした細やかな変化です。これらは行為としては小さな変化でも、保育の在り方としては質的に大きな変容だといえます。
 一年間負担を感じながら取り組んで、終わってホッとしていつもの保育に戻るのか、研究で学んことを基に明日からの保育に少しでも変化するのか、そこに注目することが保育の質の向上への道筋の明確化につながります。
                      ~全国大会に参加して~




2024年8月8日木曜日

花だより 2024年学力テストの課題 アサガオ

 

 2024年度の全国学力・学習状況調査の結果が公表された。国語の「読む」の正答率が低く必要な情報を読み取る力に課題が見られた。さらに無回答率も高かった。その年によって問題の傾向が異なるので単純な比較はできないが、「思考力・判断力・表現力」を重視するあまり、基本的な「読む・書く」能力が低下しているのではないか?
 オリンピック選手の鍛え抜かれた身体を見ていると、強いフィジカルがないと高いテクニックは身に付かないし、厳しい練習にも耐えられないと思う。学習の基礎基本を身に付けないと学力向上は望めない。
 生活習慣の調査では、スマホなどでSNSや動画視聴を行う時間が多いほど正答率が低くなっている。当然のことだ。また「学校が好きではない」と答えた割合が増加している。こうした結果を受け止め、改善策に取り組まなければならない。