「トリック」とは「人をだます企み」という意味だが、スケボーでは「技」という意味になる。東京オリンピック金メダリスト堀米選手が、パリオリンピックの最後の最後に渾身のトリックを決め2連覇を果たした。しかし、それまで失敗を繰り返し、何度も地面に打ちつけられた。正直もうダメだと思った。インタビューでその時の心境を聞かれると「悔いだけは残したくない」と最後まで大技に挑み、7位から逆転勝利を引き寄せた。着地を決めたガッツポーズが何度も繰り返し放送された。テレビの前でもガッツポーズをした人は多かっただろう。
まだこれで終わらなかった。体操男子団体の大逆転も鮮やかだった。ミスを重ねた橋本選手だったが、最後の鉄棒で本領を発揮し、金メダルをもぎ取った。「みんなの思いを背負って戦えたのが幸せでした」とインタビューに答えた。努力を重ね、躍動した若者たちが眩しい。卓球の早田選手も左腕の痛みに耐え銅メダルを獲得した。メダルを獲得した選手だけでなく、選手みんなの頑張りに日本中が歓喜にわいた。これがオリンピックだ!
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