新型コロナウイルが5類に移行してから、子ども園では、手足口病などの感染症にかかる子が増えました。専門家によると、コロナ流行期は、みんながマスクをして、細目に手洗いをしていたけれど、それが緩んだ結果だという。ほとんどの感染症の予防法は、マスク着用と手洗いの励行で共通しています。
≪マスクには3つの効果≫
一つは、人からうつされないため 二つ目は、人にうつさないため 三つ目は、マスクをすることによって「わたしは風邪をひいています。」と回りの人に知らせるためです。「風邪をひいている子どもを学校に来させるな」と行ってくる親がいます。自分の子に風邪をうつされたくないからです。一方で「子どもは熱があるのですが、私は仕事に行かなければならないので、学校に行かせますからよろしく」と電話を掛けてくるお母さんもいます。“学校で何とか看病して下さい”ということなのでしょうか。でも、電話してくるお母さんは、まだいい方です。熱でふらふらしているのに学校に来る子もいます。
電話をして迎えに来てもらおうとしても家族が留守、ということがよくあります。
自分の立場だけを主張して、責任を人に押しつけてしまっているようです。言えば学校が何とかしてくれるだろうということなでしょうが、それを考えるのは学校ではありません。それぞれの家庭で考えることです。
子どもたちは、先生も含めて集団生活をしているのですから、風邪をうつしたりうつされたりすることは「おたがいさま」でやむを得ないことです。そうやって免疫力を高め風邪をひきにくい体をつくっていくわけですから、悪いことばかりではありません。みんな「おたがいさま」なのだと考え、ちょっとだけ相手の立場に立って考えてみることができないでしょうか。
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