日曜夜8時必ず見る人気テレビ番組があります。「ポツンと一軒家」です。だいだいがお年寄りの一人暮らしです。皆さん健康で長生きです。うちの奥さんは、オリンピックで見られないと思っていました。放送があることがわかると、オリンピックも観たいので、ビデオに撮ることにしました。
心を寄せ合い あたたかい社会を 「自然のなかで」
風の音、木々のざわめき、小鳥のさえずり、生き生けるもののあふれんばかりの生命力である。勢いよく生い茂った深緑に包まれていると、身体まで緑に染まって、新たな力が体内に満ちてくるようだ。いつか何かに追い立てられ、急かされてあわただしく時を過ごしているうちに、人はともするとゆとりを失い、気持ちをいらつかす。自分のことは棚に上げ、他の人に当たり散らすこともある。あるいは自分の殻に閉じこもって悶々と過ごすこともあるかもしれない。
ときには自然の声に耳を傾け、身をゆだねてみたい。時間が静かに流れ始め、自分を振り返る余裕や物事に感動を持って受け止めるみずみずしい心がよみがえってくるはずである。それまでのとらわれにふと気づき、対処する道が見えてくることもある。人間は自然の中の一部なのである。(図書館で見つけて立ち読み)
「ポツンと一軒家」は、山奥の不便な一軒家に暮していても、そこに生きる人たちの穏やかな表情が、「幸せとは何か?」を改めて考えさせられます。「田舎暮らしだからこそ育まれる人間の優しさや温かさを視聴者が見て分けてもらう」というこれまでにない番組つくりが、圧倒的な支持を集める理由なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿