2024年8月10日土曜日

花だより  変わらなければ研究の意味がない クサキョウチクトウ カノコユリ

        

  園内研究について(2)
 どの園でも日常的に起こることに目を向けて、試行錯誤しながら子どもの変化や自身の見方考え方の変化にワクワクしながら楽しむことが、研究という営みの道筋の一つです。
 研究会開催 時には大々的に特定のテーマを据えて特別にねらいを設定し、そのテーマに沿う活動を試して、ビデオに撮ってカンファレンスを行い、最後に研究集録にまとめるのもよいでしょう。しかし、その結果が、「保育には環境が重要なことが改めて分かった」「子どもを理解することが出発点だと再認識した」といったことになっていたとしたら、それは研究ではなく、既に知っていることを確認しただけです。多大なエネルギーを費やして当たり前の、無難な結論に落ち着かせ、その後の実践が大して変わらないのであれば、それは研究とは言えませんし、何より保育の質の向上や保育の資質向上にはあまりつながりません。これは小中学校の校内研究も同じです。

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