2024年12月27日金曜日

花だより 丸い校舎は心を丸くする 冬桜

 


 効率だけを求めてもよい教育はできませんが、車のハンドルやブレーキの「あそび」と同じで、「あそび」が大きすぎては、危険な車になります。教育も同じです。
 私が勤める訓子府の認定こども園は、中庭を中心に丸い構造になっています。効率がよいのは四角です。しかし、丸みを帯びた建物は、温かさや優しさを感じさせていいものです。ところが、まるい建物はコストがかかるし、メンテナンスにも難があります。
 教育課程編成においても同じ事がいえます。学力が低い現状で、教科の時数を減らして学芸会などの行事や特別活動ばかり多くするわけにはいきません。
 学力向上には、◎教師の指導力向上を図る。◎指導力を補うためにTTなど複数で指導したり、少人数指導をする。◎時間をかけて丁寧に指導することです。しかし、年間の授業日数は決まっていますから、その中でいかに授業時数を確保するか、各学校で工夫するところです。時数に余裕があることが「ゆとり」です。また、教師にゆとりがないとよい教育はできません。休みを取ることも大事ですが、ゆとりある環境が大事です。
 建物が丸いと、自ずと心が丸くなる? 
 ちょっとしたことでイライラせず、寛大な心を持つことです。逆に穏やかでないとときに使うのが「角が立つ」と言います。 

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