子どもの成長過程には、イタズラや悪さはつきものです。ハイハイで移動ができ、手が使えるようになった子は、ゴミ箱をあさり、テッシュをどんどん抜き取り、大人が「コラッー!」と言うとうれしがります。3歳くらいになると鼻をほじくり、食べることもあります。子どもにとって大人が嫌がること行為こそ魅力にあふれているのかもしれません。
少子化が進行し、子どもという存在がマイノリティー(少数派)になっています。きょうだいの世話や子守の経験がないまま親になる人が増えています。これは時代であり仕方のないことです。「子ども」とはどんな行動をし、どんな経験が不可欠なのか、子どもの心を代弁してくれる大人の存在は重要です。
子どものイタズラや悪さに寛容であっても、それを放置せずにしっかり指導することが必要です。そんな社会であればと願っています。(9月26日 読売新聞)
(北海道大学子ども発達臨床研究センター長 川田 学氏)
北海道国公立幼稚園・こども園協議会の研修会に川田先生をお呼びしたことがありました。札幌の園長先生が、「私たちは何度も先生のお話を聞いていますが、是非全道の先生たちにも聞いてほしい。」とアポを取ってくれました。
スーツ姿ではなく、普段着のまま、実践とエピソードを交えユーモアたっぷりのお話に聞き入ったのを覚えています。教師にとって研修は命です。どんなに忙しくても、年に一度か二度は、こうし講演を聞くのは大切だと思ったのと、つくづく札幌の先生方は恵まれているなあ、これが地方との差だと実感しました。

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