2016年10月20日木曜日

花だより 椎茸 修身


【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 「修身」
 若松老人クラブにときどき行って昔話を聞くのを楽しみにしています。今回は、祖父母参観日の感想を聞いてきました。
 「おれおれ詐欺」について、「世の中には悪いことを考える人がいるもんだ」
 辛い開拓当時を生き抜いてきたお年寄りには、「困ったときは互いに助け合うもの」という考えがある。「感謝や思いやりの気持ちが大切」と教育されてきて人には、まず人を疑ってかかるた気持ちの優しさが根底にあるのです。そんな人の優しさにつけ込んで悪さを働くのは、許されないことです。「そんなことする人は、学校でどんなこと学んだんだろうね。」と言っていました。
 明治29年文部省検定改訂小学修身の教科書を藤井さんのおじいちゃんが祖父母参観日持ってきてくれました。藤井さんのお母さんが使っていたものを大切に土蔵に保管してあったものだそうです。大変貴重なものです。現代社会には、そぐわない部分もあるといますが、昔の人はこういうことを学校で教わっていたのです。せっかくですの一部紹介します。
~兄弟(姉妹)は、同じ父母の乳を飲み、同じ父母の腕に抱かれ、同じ父母の愛情を受けて、人とし て成長するものであるから、父母を除いては、兄弟ほど信頼し合えるものはない。また、人の命は限りがある。(いつかは死ぬ)父母が世を去ってしまうことになれば、その後は、互いに慰め助け合うことになるから、兄弟の信頼関係ほど長いものはない。(長いつきあいとなる)だから、 兄は弟を深く愛しなさい。弟は兄をあつく尊敬しなさい。いつまでも変わることなく兄弟は、互いに慈しみ、互いに助け合って、家が栄えるように努力しなさい。~

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