2016年10月8日土曜日

花だより 紅葉 買い物はマナーの実践教室


【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《シリーズ 「いきいき子育て」》  「母 の 品 格」  多 湖  輝 著より
~買い物は、子どものマナーの実践教室~ 
 お母さんがどんな商品をどんなふうに買っているのかを子どもに見せるのは、マナー教育だけでなく、社会勉強になります。毎日の食材を買いそろえるスーパーマーケットなどでの買い物が子どもにマナーを教える実践教室になります。一緒に買い物に行くのではなく、一緒に買い物をするのです。これは自分が今、何の目的でスーパーマーケットに来ているのか、子どもにもよく分からせるためです。そうすれば、お母さんの目の届かないところで勝手に商品をいじったり、走り回ったりすることはできなくなります。これが大切なことなのです。
 親は親、子どもは子どもとバラバラになって買い物をして、それぞれが買った物をカートに入れていく親子がいるそうです。これでは子どもは自分の好きなお菓子などを自由にかごに入れてしまいます。レジのところで「このお菓子は買わないから返してきなさい。」と子どもと言い争いをしているお母さんもいます。これではマナーを教えることにはなりません。
 子どもはお母さんの目の届くところにいさせて、初めてマナーが教えられます。もし商品を雑に扱ったら、厳しく注意しなければなりません。商品はレジでお金を払ってはじめて自分の物になります。それまでは丁寧に大切に扱うという姿を子どもに見せなければなりません。これが生きたマナー教育です。 
 連休は、子どもだけで買い物をしたり、ゲームセンターやお店をぶらぶらしたり、お金の貸し借りなど心配です。休み中の子どもの行動は、家庭の責任となります。よその家庭の財布の中身を心配するつもりはありませんが、小学生にお金を自由に使わせるのは問題です。特におじいちゃん、おばあちゃは、孫にせがまれて高額なお小遣いを与えてしまわないようにしてください。

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