【平成23年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 潮見花園のコスモス思い満開
~ボランティアでまちの花壇作りに励み、昨年9月に亡くなった井上龍助さん(享年85)が手がけた潮見花園のコスモスが満開です。意思を継いだ親族が管理を続けているそうです。~
20日は『敬老の日』です。生きていることにして年金を不正受給する子どもがいる世の中になりました。80歳以上の方は、戦中、戦後の激動期を生き抜き、今の日本の繁栄を築いた人たちです。“親孝行とは、衣食住の不自由をさせないことではありません。養うだけなら家畜と同じだからです。敬うという心がなければならないのです。”これは論語にある言葉です。私も敬老の日には、79歳になる母を敬いに実家へ行こうと思っています。
50代、60代のおじいちゃん、おばあちゃんは、“まだ「敬老の日」は関係ない。年寄り扱いするんじゃない。”と言いましょう。同世代として思うことです。
《シリーズ「いきいき子育て」》 「母の品格」 多湖 輝 著より
~「悪いのは相手」という考え方をしない~
小さい子は、「ぼく(わたし)は悪くないもん」とよく言います。身をかばいたいという気持ちは小さい子どもでもあります。こんなとき子どもに同調して「はい、あなたは悪くないわよ。」と迎合するようなことは言っていけません。そんなときは、こんなふうに言ってみてはどうでしょうか。「本当に自分が悪くないかどうか、相手の気持ちになってもう一度よく考えたあとでもう一回話しを聞きます。」ここで大切なことは、子どもがどんな話をするかではなく、小さい頃から、立ち止まって考える時間を身に付けさせることです。
品格のあるお母さんは、そう簡単に子どもに迎合したりしないものです。簡単に迎合すると子どもは自分のやることは何でも正しいと思い、単純に悪いのは相手だと思ってしまうのです。
これは交渉のテクニックのように、相手にすべて責任を押しつけて、悪いのは相手と決めつけて交渉をはじめるやり方です。最後まで自分の落ち度を認めようとしない。こんなことを交渉テクニックだと思って続けていると、自己中心的な人間になってしまいます。そんな人がだんだん増えてきて世の中がぎすぎすしているような感じもします。子どものケンカやトラブルは、よほどのことがない限り100%相手が悪いということはありえません。立ち止まって考える時間をもてばわかるはずです。当たり前のことですが、親が悪いのは相手と決めつけるような考え方や話し方をしないことです。子どもには立ち止まって考える時間が持てるようにしつけていきましょう。「しつけ」とは仕向けることです。焦らずにゆっくりでいいのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿