2019年1月25日金曜日

花だより フウキギク 新卒の下手な授業でも子どもはついてくる?


 《新卒の下手な授業でも子どもはついてくる?》
 授業が成立しない原因のほとんどは、教師不信が根っこにある。授業が成立する第一条件は、子どもから好かれていなければならないということです。
どんなに教材研究をして授業に臨んでも、子どもから嫌われている教師の授業は、発表を求めても反応がなく、教師の説明に集中しない。そして、それを補おうとして宿題を出しても提出率が悪いのです。教師が子どもに好かれ、信頼されていれば、多少授業が下手でも子どもはついてきます。
 つまり、授業技術や教材理解以前に「人格的力量」の問題なのです。ベテラン教師より授業技術の劣る新卒の教師が1年目から学級担任ができるのも、これを期待してのことです。これは先天的に備えた資質で、そうしたセンスを持っている者しか教師にはなれないのでしょうか?
 新卒で若いというだけで子どもから好かれるのは、わずか2~3年のことです。その間に、人格的力量を高めていかなければならないのです。
 ≪子どもに好かれ信頼されるには≫
(1) ひいきしない (2)時間のけじめをつける (3)上手にほめる (4)子ども  の話を受容的に聞く
 これは、授業だけでなく、子どもとかかわる全ての場面で求められる教師の基本姿勢です。若いホステスと年配のホステス、どちらがチヤホヤされるかといえば、それは若いほうがいい。ところが若いホステスさんは、お店のナンバーワンには、なれないそうです。

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