《心がホッとステーション》
身近なことから ~思いやりの心を育てる~ シャンプーボトルの側面にギザギザ(刻み)が付いているのをご存じでしょうか?目の不自由な方が、手で触ってシャンプーとリンスを識別できるように、このような工夫がされています。この刻みが付けられたきっかけは、目の不自由な妹さんをもつ消費者の方が、ボトルに輪ゴムを付けるなどして、シャンプーとリンスを区別している。なんとか触っただけで識別できるボトルはできないだろうか。そこで大手メーカーの「花王」では、新しい金型を作り、シャンプーのボトルに〈刻み〉をつけた。さらにこれを業界全体の財産にしようと各社に呼びかけ、現在では、ほとんどのメーカーがシャンプーに〈刻み〉をつけている。
シャンプーの〈刻み〉誕生の背景には、このような多くの人の願いや苦労や工夫があったのです。目が不自由な妹さんをもつ方からの手紙。それに応えようとした「花王」の企業姿勢。そして、それを業界の共有財産とした各メーカーの方々。どれを取り上げても、心温まるエピソードです。
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