学校の素顔 どこを見る
学校訪問に行くと、「いい話」を聞かされ、校内見学でも、生徒がまじめに授業を受けている教室や立派な施設を見せられることが多い。「これが本当の姿なのかとつい勘ぐりたくなる。」
どうすれば、学校の素顔に触れられるのかは、切実な関心事です。
受験関連会社がアンケート調査をしたら、「トイレを見る」との回答が多かった。なるほどトイレが汚いようでは、遣っている生徒の心が乱れているでしょう。さらに扉が壊れ、落書きがひどいというのなら、「荒れている学校」と判断しても構わないでしょう。ところが最近は、このことが学校側にも知られていて、保護者から苦情が出るので率先してきれいにしている学校が多いのです。最近は、別のところをチェックするよう勧める専門家もいます。
≪授業参観:プロの視点≫
文部科学省の教科調査官(視学官)や教育局の指導監や指導主事と一緒に授業参観する機会がありました。全国を回り、経験豊富な先生方は、一つの学級わずか数分の参観で、その学級の様子がわかるといいます。
① 教室を見渡す。(学習環境の確認)
② 子どもたちの姿勢(授業への集中度、学習ルールの定着度)
③ 教師の振る舞い、言葉遣い、発問の仕方、表情など
④ 板書の構成、字の丁寧さ
⑤ ノートのチェック(前時までの学習の確認)
⑥ 掲示物のチェック(子ども作品、作文や観察ノートなど、掲示の仕方、工夫など)
0 件のコメント:
コメントを投稿