2020年6月29日月曜日
花だより 孫が幸せに育つために クチナシ
~孫が幸せに育つために~ 祖父母だからできること
子育てカウンセラー・心療内科医 明橋 大二著
「自分は大切にされている」と思えない子が、どうして人を大切にできるでしょうか?
《ルールやマナーを守れる子にするには》
テレビを見ていたら、面白いコマーシャルが流れていました。社会のルールやマナーをきちんと守れる子どもを育てるためには、子どものうちから、悪いことはきちんと叱って、できたら、ちゃんとほめること。そして、「大切にされている。その思いで、子どもの心は育ちます」とテロップが流れたのです。
コマーシャルの趣旨としては、子どものときからきちんと叱ることが大切、というメッセージのようですが、私はむしろ、最後の「『大切にされている』と思うことで、子どもの心が育つ」というメッセージがいちばんのキーポイントだと思いました。そして、このコマーシャルも、ただ子どもを叱るだけでなく、子どもに「大切にされている」という気持ちを育てることが一番大切だ。ときちんと描いているところが「お~、やるじゃないの!」と感銘を受けた大きな理由です。ただ、欲をいえば、「大切にされている」と子どもが感じることと、ルールやマナーをきちんと守れることとどう関係するのかを伝えるべきです。私は、ルールを守れない大人がいるのも、きちんと叱られていないからではなく、むしろ「自分が大切だ」と感じられるように、育ててもらっていないからではないかと常日頃から思っているのです。(牧野要約)
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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