「眼聴耳視」
これは児童詩誌『青い窓』の主催者故佐藤浩氏の言葉です。「眼で見るよりも耳で聞くよりも確かに感じることのできる命の響きを、全身全霊で感じること」を言いあらわしています。
補欠である教室に入った瞬間、子どもたちの真剣な眼差しが一斉にこちらを見つめる。聞こうとして揺れる耳。そんな生き生きとした眼と耳の集団に出会うと素晴らしい学級だなあ。担任教師の普段からの指導の成果だと感心します。
こんな学級で授業をするときは、眼で聴き、耳で視ることができるような気がします。音でなく形でなく心が響き合う。何を聴くのか、視るのか、こだまをとらえる授業がしてみたい。これは教師の永遠の課題です。観音様は、なぜ偉いのか? それは音を観ることができるからです。教師は、観音様に近づく不断の努力をしなければならないのです。
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