2020年6月30日火曜日

花だより 「書」に“頓着がない” カンナ


  「書」の授業“頓着がない”
 「字を上手に書く」「きれいに書きたい」「下手な字を見せたくない」
「ああ~、失敗した!校長先生見ないで、下手くそだから…。」と言う子は、まだ見込みがありますが、「字は読めればいい!」と字に対して無頓着な子に書写を教えるのは、辛いものがあります。
 「校長先生は、書写研の会長ですよね。書写の授業をやってもらえませんか?」と頼まれて、3・4年生の書写を2時間続きでやっていますが、そのほとんどが準備と片付けに費やしています。とてもでないですが一人で指導するのは大変です。お手伝いをいただいている先生や支援員さんには感謝しています。学校の書写の時間だけで毛筆が上手になることはありません。(それでは書道塾が成り立たない。)
 「書道の“道”は、柔道や剣道と同じ、道徳の“道”です。礼儀や作法、生き方を学ぶものです。」という話を最初にしました。昔の文化人は、皆“書家”でした。礼儀や作法、美意識に対して少しは気にかけてほしいと思ってやっています。ちなみに字の上手、下手は知能の高さと関係ありません。公共施設の標札は、首長さんが書くことが多いです。省庁の標札は大臣が書くそうですが、新しい標札を見ると首をかしげたくなるものがあります。

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