2021年8月13日金曜日

花だより 教員免許更新制を廃止へ教員の負担重く文科省が検討 ゴーヤー

 

 昨日12日、北見工大で行われた教員免許更新講習の講師の務めを終えました。講義名は選択必修「国の教育の動向」、受講者はこれまで多くても10名くらい(定員20名)でしたが、コロナ禍もあって3名でした。受講者からは、「面白い話や知らなかったことがたくさんありました。講座名を変えたらどうですか。堅いイメージなので、別な講座名にしたら、もっと受講生が集まると思いますよ。」と言われました。
 受講生が心配していたのは、この制度が廃止されるかもしれないということです。
 教員免許更新制を廃止へ 教員の負担重く文科省が検討
 小中高校などの教員免許を10年ごとに更新し講習の受講を義務付ける制度について、文科省が廃止を検討している。講習時間の確保や費用が教員の負担となっているうえ、教員の能力向上への効果が低いと判断。中央教育審議会での議論を踏まえ、来年の通常国会での法改正を目指す。
 萩生田文科相は3月、教員免許更新制の「抜本的な見直し」を中教審に諮問。制度のあり方について議論が進められてきたが、同省は今夏にも廃止案を示す見通しだ。
 ただ中教審には制度を改善した上で存続させるべきだとの意見も根強く、同省は議論を見極めたうえで最終的な結論を出す。早ければ来年の通常国会に、教育職員免許法の改正法を提出する。(読売新聞7月11日)
 北見工大での講習を管轄している北海道教育大旭川キャンパスの担当者は、「確かに大学の負担は大きいですが、受講者のアンケートでは、不満よりも勉強になったという好意的な評価がほとんどです。」と言っていました。11年前に安倍首相の肝入りで始まった制度です。当初から反対が多かったのですが、お辞めになったので、言いやすくなったのでしょうか。どんな結論になるか楽しみです。
 

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