本当の供養 お盆のお勤め お寺さんの話
一人暮らしのおばあちゃんのお宅を訪問したときのことです。どこの家庭でもお盆になると、仏壇には亡くなられた方の好物や果物などたくさんのお供え物があがります。ところがそのお宅には、薄く切られたリンゴが2切れしか乗っていないのです。おばあちゃんに聞くと、りんごは亡くなったおじいちゃんの好物でした。しかし、歳をとって歯が弱くなってからは、堅いりんごは食べづらく、いつも食べやすいように薄く切っていたのだと言うのです。生前と同じくりんごを食べやすいように薄く切って、「さあ、召し上がれ」と言わんばかりに爪楊枝をさしてお供えしてあるのです。
豪華なお供えがたくさん並べられていてもラップにくるんだままのお宅が多い中、質素ではあるが亡くなったおじいちゃんを偲ぶおばあちゃんの優しい気遣いを見て取りました。これが本当の供養なのです。
お盆が近づいてきました。コロナ禍で故郷に帰れずお墓参りもできない状況ですが、お盆や供養の意味を考え直す機会になればいいと思います。お寺さんのお説教には、なるほどと思うことが多く、教育に通じるところがたくさんあります。
豪華なお供えがたくさん並べられていてもラップにくるんだままのお宅が多い中、質素ではあるが亡くなったおじいちゃんを偲ぶおばあちゃんの優しい気遣いを見て取りました。これが本当の供養なのです。
お盆が近づいてきました。コロナ禍で故郷に帰れずお墓参りもできない状況ですが、お盆や供養の意味を考え直す機会になればいいと思います。お寺さんのお説教には、なるほどと思うことが多く、教育に通じるところがたくさんあります。
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