日本人選手の快進撃が続いているオリンピック
メダリストのインタビューで必ず口にするのは「これまで支えてくれた、応援してくれた皆さんのおかげ、そして、このような中で開催してくれたことに感謝したい。」
卓球女子シングルスで初めてメダルを獲得した伊藤美誠選手の専属コーチの松崎さんは、静岡県豊田町の卓球スポーツ少年団で伊藤選手を指導していた。中学入学時に大阪に拠点を移す際、専属コーチを依頼された。地元で会社員をしていて迷ったが「トップ選手を指導する機会は、そうそうない。」とついていくことを決断した。
情報分析は徹底し、練習、試合、相手と分類し記したノートは100冊を超える。準備で睡眠時間が約1時間になることもざらだった。こうしたコーチの支えが快挙に結実した。
(7月29日読売新聞から)
メダルを取るには、個人の力だけでは無理。コーチだけではない、選手専用の用具、ウエアーなど、スポーツメーカーの存在も大きい。科学的分析をする大学などの研究機関との連携も必要だ。そして何よりお金がかかる。有力選手にはスポンサーは付くが、全ての選手に付いているわけではないし、メダル候補であってもマイナーな競技では難しい。
中国選手は、全て国が面倒見てくれる。それと対等に戦ったのだから、銅メダルでも価値はある。しかし、彼女に笑顔はなかった。「この涙は、悔し涙です。」ときっぱり言った。まだ彼女は20歳、次もその次もある。
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