2学期制になって、9月は評価事務で忙しくなります。
通信簿が通知箋になり、通知票、通知表と言われるようになっても、通知表の威厳はいささかも衰えていません。学校によっては、この絶対的な権威を少しでも緩和するために様々な名称(「あしあと」、「あゆみ」など)をつけて親しまれるようと努力しているようですが、如何せん、これが家庭への通知を意味するものであれば、それが手渡されるとき、子どもにとって緊張せざるを得ないものとなります。評価する教師は責任重大です。
小学校の多くは、3段階評価で,ほとんどの子は、良い評価になります。全国学力テストで、北海道は、オホーツク管内は「低い」と言われていても、保護者は、我が子の通知表を見て「うちの子は、大丈夫」と勘違いしないか心配です。本当の学力はどうなのか?通知表で分かるのか?絶対的な権威は、失われつつあるように思います。
もう一つ通知表で大事(威厳を保つもの)なのは、担任が書く所見です。所見は、担任の力量が問われます。「こんな所見を書いてもらった子は、がんばろうと思うだろうなあ。親は、きっと先生を信頼するだろうなあ。」と思った所見に出合うことがあります。そんな所見を終業式で全校生(全職員)に紹介することにしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿