2021年9月10日金曜日

花だより 「心がホッとステーション」 山ぶどう

 

 学校だより「精いっぱい」は4年間通算146号、校長室花だよりは126号になりました。学校、家庭、地域の連携と言いながら、なかなか分かってもらえない。理不尽な要求をしてくる親が増えました。先生方が一番苦労しているのは、保護者対応です。そこで学校だよりに「子育てアドバス」コーナーを設けて、分かりやすく家庭教育の啓発をしてきたつもりでした。ところが一度だけ、書くのを躊躇ったことがありました。
 🤦‍♂️問題行動のある子の親を召喚したときのことです。校長室に入るなり、担任批判、我が子の弁護、友だち批判が飛び出しました。冷静に聞いて対応したつもりでしたが、私の言葉にトゲがあったのでしょうか、その後、「校長からひどいことを言われた。」と教育委員会へ電話を入れたようで指導室長から指導を受けました。校長としての言動を反省して、お詫びの手紙を書きましたが、これまで学校だよりで書き続けてきたことは何だったのだろう?思いは通じていないのだと落胆しました。
 😃そんなとき思い出したのが、斜里朝日小学校での学校だより「心がホッとステーション」です。4月のことでした。校長室の窓を叩く女子中学生がいました。3月に卒業した子でした。「校長先生、『学校だより』ください。うちのばあちゃんが、『校長先生の通信が読めなくなって寂しい。』て言うから、『私が毎週校長先生のところに行ってもらってきてあげる。』て言ってあげたんだけどいいよね。」 こんなことがあるので、これまで続けてきました。


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