~つづき(3)~ エネルギーの高い一流の子どもを育てる家族は何が違うか?
この家族は、プロテニスプレーヤーの錦織圭君のようなスーパースターを育てる家族です。また、長男・博氏は画家、次男・明氏は作曲家、末娘の真理子さんはバイオリニストと全ての子どもを一流のレベルに育てた千住文子氏の書かれた『千住家の教育白書』、プロテニスプレーヤーの杉山愛さんの母親である芙沙子氏が書かれた『一流選手の親はどこが違うのか』は、共にエネルギーの高い子を育てる模範となる様子が描かれている。共通しているのは、子どもは授かりものと考え(決して自分の延長としてではなく)、独立した存在として丁寧に見つめる姿勢があることです。それゆえ、子どもたちの個性もよく理解しているのです。子どものペースを無理なリズムに合わせようとしたり、親の不安や期待から過剰な関わりをせず、子どもたちの好奇心を大切にし、それらを伸ばし、高いエネルギーをもってサポートしている。遊びも子どものペースで十分に遊ばせている。そして、何より子どもとのコミュニケーションを大切にしているのです。
芙沙子氏によれば、杉山愛さん、錦織君、石川遼君などの一流選手に共通しているのは、幼児期は、家族ぐるみで何らかのスポーツを楽しまれており(家族の共通の話題があることでコミュニケーションも豊かになる)、子どもが興味の持ちそうなところに出かけたり、興味を持てばさまざまなことをさせていることです。たとえば、愛さんは、テニス以外にも、体操、フィギュアスケート、クラシックバレーなどを学童期までは楽しんでいました。錦織君もスイミング、サッカー、野球、ピアノまで楽しんでいたそうです。そして10歳前後で、もっとも興味あるスポーツに専念しはじめ、親はそれを高いエネルギーでサポートし続けた結果なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿