読解力のある子とない子の差が広がっている?
世の中は読みやすい文章ばかりではありません。役所の手続きの書類やマニュアルも読めないと社会生活に困ります。過日、市役所から高齢者用新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種の案内の封書が届きました。中には、何枚もの書類が入っていました。これを年寄りが全部読んで理解するのは大変だと思いましたが必要なものです。いくつになっても読解力は必要だと感じました。
読解力向上には、語彙力と文章の構造を理解しながら読むことが必要
登場人物の心情を考えさせる国語の授業があります。これは文章に書かれていないことも含め、想像を豊かにして読む方法です。説明文を読み取る手法とは異なります。説明文は単語や文節、段落の関係性を図を描くように丁寧に読まないといけません。しかし、学校現場でそうした指導が十分に行われているのか疑問です。学校ではまず実用的な国語力を育成することが必要でしょう。
書く指導も重要です。読書感想文は、ただ書けと言われても書けるものではありません。内容を要約し、自分の考えを論理的に伝える技術を教えるべきです。論理的に書くことで、論理的な読み方ができるようになるからです。
読解力を育てる活動は学校こそが担うべきことです。それを意識した授業が必要で、教員の指導力が問われます。
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