2022年2月7日月曜日

花だより 教育は「無駄こそ命」 スズナ

 

教育は「無駄こそ命」 GIGAスクール構想について
 教育関係者からの忠告(読売新聞の記事から)
 「タブレットはすぐに答えをくれるし、自分の頭で考えなくていい。」ある小学生の言葉です。スピードには中毒性があり、慣れてしまうと答えが出ないときにイライラし、「なぜ」と立ち止まって考えられなくなります。個別最適化することで、教室で先生や速い子が遅い子に教える相互学習の機会も失われるでしょう。教育の質とスピードは決してパラレルではないことを忘れてはなりません。
 機械やAI(人工知能)を安易に使うことは「考えなくてもいい」と教えているようなものです。教育は決して効率ではない。「無駄こそ命」です。同じ状況が繰り返し来た時、初めて脳は学習し、「そうか、同じ状況だ」と前の知識を活用しようとします。だから、学習プログラムは、現場に精通した人が作らなければいけません。理解度のよって進度は大きく違います。最適化は困難です。
 検索サイトやSNSは退屈しないよう、常に刺激を与えて長時間見させることで利益を得るビジネスモデルです。でも実は、刺激がなく退屈した時にこそ、子どもは創造性を使っておもしろい遊びを始めるものです。低学年、初等教育ほど「退屈な時間」は大切です。
 手で書いて学ぶことと、考える力との関係はどうでしょうか?
 書き方にもいろいろあります。海外の研究もありますが、キーボードを打つと速く、取材記者も使っています。速いだけに自分でそしゃくする時間を失って受け身になりがちです。一方、手で書くと全部書き取れない。その分、要点を落とさないよう、ポイントやキーワードだけ書いたり、矢印や「?」を付けたりします。すると、自分で考える余裕が生まれるのです。
 🤷‍♂️何かをやろうとすると必ずその道の専門家から反対意見が出る。それをマスコミは取り上げて警鐘を鳴らす。それも必要だが、両方の意見を取り上げるべきだろうと思う。専門家と言う人の意見がいつも正しいとは限らない。感染症の専門家という医師の意見を聞いても未だ収束ならず、野球解説者のペナントレース優勝チーム予想も当たったためしがない。

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