「子どもに望むこと」を話す
どんな親も子どもには、健康と長寿、性格のよさ、豊かな人間関係、お金に困らない、充実した仕事を望み、子どもの衣食住について恵まれることを願っています。特に発展途上国では、十分な食べ物、清潔な衣類、安全な寝場所、暑さと寒さを凌げる。これが原点だろうと思います。そして、子どもが人間関係について恵まれることも願っています。いろいろな話ができる友だち、いっしょに働いて目標を達成できる同僚、人生について教えてくれる師。また、子どもが立派に仕事をして充実感が得られることも願っています。さらに子どもが立派な人格を形成することも願っています。正直さ、貞節、忍耐力、親切心、心の平和、喜び、愛情、郷土愛、ボランティア精神などです。
ところが、面と向かってこんな話を子どもにする親は少ないでしょう。しかし、こんな人物になって欲しいという思いを具体的に伝えるべきです。コロナ禍の今だからこそ、冷静さを保つこと、他の人の不幸に同情すること、不正に対して怒りを感じること、困っている人を助けること、などです。
「親の背中を見て子は育つ」と言いますが、親が何も語らなくても子どもは勝手に育つという意味ではありません。親の考えを伝えることで、子どもは親が自分の将来のことを思ってくれていることに感謝し、自分の将来について真剣に考えるようになります。
「親の背中を見て子は育つ」と言いますが、親が何も語らなくても子どもは勝手に育つという意味ではありません。親の考えを伝えることで、子どもは親が自分の将来のことを思ってくれていることに感謝し、自分の将来について真剣に考えるようになります。
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