2022年2月21日月曜日

花だより オリンピック選手のイメージトレーニング 白寒菊

 

 北京オリンピックが閉幕しました。今回も様々がドラマがありました。テレビに釘付けの2週間でした。課題の多いオリンピックになりましたが、世界最大の「スポーツの祭典」には変わりありません。
 元スピードスケート選手で現在国会議員の堀井学氏の講演を聞いたことがあります。堀井氏は、リレハンメル五輪スピードスケート500mで銅メダル、その後ワールドカップ500m総合優勝、長野オリンピックのメダル候補でもありました。
 「レース前のプレッシャーは半端ない。その大緊張をほぐすのにイメージトレーニングをする。普通はスタートしてからゴールまでのレースをイメージするが、堀井氏は、会場入りして、アップからスケート靴の履き方、スタートダッシュからゴールを駆け抜けるまではもちろんのこと、ゴールしてから、スーツのファスナーを下げて、サングラスとフードをとり、電光掲示板で『世界新記録』のタイムを確認する。両手でガッツポーズ、コーチとハイタッチ、観客席で日の丸を掲げる応援団に両手を振って、歓声に応える。さらに表彰台に上がってのことまでもイメージする。ここまでイメージして長野オリンピックに挑みましたが、メダルは取れませんでした。それがオリンピックです。」と語っていました。
 私たちには想像もつかないプレッシャーに打ち勝ってメダルを獲得した選手の皆さん、そして残念ながら悔し涙を流した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。感動をありがとうございました。

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