法制審議会が、親が子を戒める民法の「懲戒権」を削除すべきだとの答申をまとめた。児童虐待を正当化する口実になっていると指摘されていた。いかなる理由であれ、暴力は許されない。体罰は大人の非であるという理解が広がるといい。
「親はしつけをどうすればいいか」という疑問には、小児科医の内藤寿七郎博士に答えがある。しつけは和裁用語で、本縫いをする前に生地をくせ付けるため、弱い糸で縫うことからくる。「いい子にしようと思うあまり、強い糸で子どもの個性をきちきちにに付ける必要はないのです。しつけ糸のように、優しくゆるやかに根強く。」知っておきたい言葉です。
2月21日の「編集手帳」(読売新聞)から
「しつけ」は漢字で書くと「躾」(美しい身) 礼儀、作法、慣習を教え込むこと、人間社会の規範や規律、生活の中における教育という意味があります。
「しつけ」は英語で「トレーニング」と訳される。意味は、訓練とか調教という意味で、日本語の「躾」とはニュアンスが異なります。ロシア語では何というか知りませんが、コーチである大人が15歳の才能ある少女に厳しい「調教」をしていたのであれば厳しい「折檻」が必要です。
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