こども園のケース会議で話題になりました。
《家庭内のバランスが崩れ、子どもが王様状態になっている》
子どもが生まれてからは、子ども中心の生活になるものですが、その途中でバランスを崩し、子どもが何をやっても許されるような王様状態になってしまうと、もしその子が軽率な発言をしたとしても、取り立てて責められることがない、正しくは、親が指摘することができない状態になっていることがあります。
「リトルエンペラー症候群」
あまり聞き馴れた言葉ではありませんが、現代日本の子どもたちの多くが抱える問題になっています。うちの園にもこんな子はいる?
《その特徴は》
① 自分でできるはずのものでも、身の周りのことは大人にやってもらいたい。
② 一人の自由時間に何をして過ごせばいいか分からない。
③ 思い通りにならないと他人の前でも大声で泣いたり怒ったり、反対に黙り込んで動かず
大人を困惑させる。
④ 相手が嫌な気持ちになるような関わり方を悪気なくしてみんなに嫌われてしまう。
⑤ 自分の失敗を人のせいにする。
こうした特徴に当てはまる子がいないだろうか?衣服や靴の着脱は、園ではやっていても、家では誰かにやってもらっていて、自立を妨げてはいないか? ちょっと心配になりました。
教師になったとき、母が「朝起きてきたら、すっぽんぽんで両手を広げて立ってるだけ、ばあちゃんが、パンツもシャツも靴下もはかせてくれていた。そんなヨシミツが、学校の先生になったんだもねぇ~?」と言ったのを覚えています。このリトルエンペラー症候群は、発達障害ではありません。直ります! 夏ツバキ 咲いたと思ったらすぐ散ってしまいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿