映画「ひまわり」は1970年の作品 ソフィア・ローレン(ジョバンナ)とマルチェロ・マストロヤンニ(アントニオ)の競演、ヘンリー・マンシーの甘く切ないテーマ曲でイタリア映画としては、異例の大ヒット作品になりました。私が15歳の時の作品で、何度も見た映画です。女優ソフィア・ローレンを見たとき、「外国の女優さんは、何てきれいで魅力的なのだろう!」と思いました。
ウクライナ支援チャリティーの映画上映があると聞いて、何の映画かな?と思っていたら「ひまわり」のポスターが届きました。「ひまわり」のロケ地が、今激戦地となっているウクライナ南部のへルソン州であることを知りました。当時のソ連がロケを許可したのも異例のことでした。そして、ラストシーンがひまわり畑です。現在、あの広大で美しい田園風景に砲弾の雨が降り注ぎ、荒廃しています。
映画は、第二次世界大戦後、戻らない夫アントニオを探すために、ジョバンナは、ソ連に向かい夫の足跡を探すのです。しかし、一面のひまわり畑の果てに待っていたのは、ロシア娘と結婚し、子どもに恵まれた幸せなアントニオの姿だったのです。
こんな悲劇が二度と起きないようにと願って制作された映画を、50年経った今、また別な思いを胸に観ることになりました。
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