2022年7月3日日曜日

花だより ハサミの使い方 ルピナス

 

  七夕の短冊づくり
 ハサミの使い方は、母が教えてくれました。「いいかい、ヨシミツ。根元から先まで使うとまっすぐ切れるんだよ。曲げるときも同じで、紙を動かすと上手に切れる。先は、細かいところを切るときに使うんだよ。母さんは、勉強は教えられないけどね…。」洋裁をしていた母からは、「アイロンの掛け方やズボンの裾上げくらい、男でもできないとね。」と言われて教わりました。おかげで家庭科の成績は良かったし、妻も喜んでいます。先生から「牧野君は、器用ですね。」と言われましたが、牧野家では、「ヨシミツが一番不器用!」と言われていました。
 父からは、「筆は、上手になれば上の方を持つけれど、ヨシミツはまだ下手っぴだから、下の方を持ちなさい。」と絵や習字を教わり、じいちゃんからは、のこぎりや金槌やカンナの使い方を、ばあちゃんもとても器用な人でした。毎朝、パンツとシャツと靴下を履かせてもらいました。技術・家庭・図工・美術の成績は、全て家族のおかげです。
  3歳児が、ハサミと糊を使って七夕の短冊づくりをしました。糊は、昔ながらのヤマト糊で、手にいっぱいつけすぎて、そこら中に塗ったくって、先生に注意されていました。ハサミで丸く切るのも、3歳児には超難しいことです。こども園の製作活動では、道具を正しく使えるようすることも大事な指導です。「こんな経験をたくさんして、成長していくんだなあ。」と感心しながら見ていました。

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